SJJIFワールドにルタリブレの黒帯が出場も森戸新士に敗れる
SJJIFワールドにルタリブレの黒帯が出場も森戸新士に敗れる
SJJIF WORLD 2024
SJJIFワールドのノーギにはかのルタリブレの黒帯が出場していた。
そのルタリブレの黒帯とはセゴ・アフォンソで、セゴはルタリブレのレジェンドであるホベルト・レイタオンの門下生。
ルタリブレはブラジルを発祥とする格闘技で、裸で組み合って関節技や絞技を狙っていく組技だ。
80年代にはブラジリアン柔術とルタリブレはライバル関係にあり、91年にはプロ大会で互いに代表選手選手を出し合って3vs3の団体戦で雌雄を決したが、その大会でブラジリアン柔術側が3連勝し、ルタリブレは急速に勢いを失っていった。
だが、現在もルタリブレの流派はいくつも存続しており、アメリカにはルタリブレの古豪であるウゴ・デュアルチがルタリブレUSAを設立し、独自に活動を行なっている。
このセゴもそんな中の1人で、現在はフィリピンにジムを出してルタリブレの普及活動に尽力しつつ、自らも試合に出場しているのだ。
今大会にはすできマスターカテゴリーの年齢になっているセゴが果敢にアダルトカテゴリーで出場し、森戸新士のヒザ十字に一本負けを喫したが、年齢差もあるだけに仕方のないところだ。
セゴは試合には敗れたものの、大会後には東京でルタリブレのセミナーを行うなど、変わらずに精力的にルタリブレの普及活動に余念がなく、まだまだこれからも来日して試合出場してくれることだろう。
セゴ・アフォンソ(Showfight Dream team)はマスターの年齢でアダルト黒帯ライトのワンマッチ決勝戦で森戸新士(Leos Jiu jitsu Academy)に挑んだがヒザ十字で一本負けを喫した。
アダルト黒帯ミドルもワンマッチ決勝戦。グラント・ボグダノフ(ALMA FIGHT GYM LIFE)が韓国のキム・ジンウ(WIRE BJJ)と戦い、グラントがテイクダウンからトップポジションをキープして勝利。
森戸新士(Leos Jiu jitsu Academy)とグラント・ボグダノフ(ALMA FIGHT GYM LIFE)の間で争われたアダルト黒帯オープンクラス決勝戦はグラント勝利でミドル&オープンクラスの2階級制覇。
日系ブラジリアンのチアゴ・トサワ(Impacto BJJ)と韓国人のキム・ブンジュン(OVERLIMIT BJJ KOREA)のマスター2黒帯ミディアムヘビーのワンマッチ決勝戦はチアゴが勝利し、オープンクラスと併せて2冠に輝く。
ブラジルのマナウスから参戦のベッチーニョ・ヴィタウ(OVERLIMIT BJJ SAPPORO)はマスター3黒帯ミドルをノーギで優勝し、ギとノーギでWゴールドを獲得している。
ベトナム在住の日本人、小谷尚孝(OVERLIMIT BJJ SAIGON)とジウソン・シウバ(カーロストヨタBJJ)のマスター5黒帯ライトのワンマッチ決勝戦は小谷が手堅い勝利で世界タイトルをベトナムに持ち帰った。
MMAでも活躍したレジェンドのカーロス・トヨタ(カーロストヨタBJJ)が久しぶりの試合出場し、生徒たちの声援を背に活躍。マスター5黒帯のウルトラヘビー&オープンクラスで優勝しWゴールドを獲得もヒザを負傷しギの試合は欠場している。
沖縄で活動するイバン・サカモト(イバンサカモトBJJ)はマスター3黒帯ウルトラヘビーのワンマッチ決勝戦でモーリシャスから参戦のカイラッシュ・パタン(モーリシャスBJJ)から勝利して金メダル獲得。
ノーギ女子アダルト黒帯Wゴールドのフェルナンダ・クリスト(EVOX BJJ)はノーギはあまり練習していないとのことだったが危なげなく勝利。オープンクラス決勝戦は相手の外掛けによるDQ勝利だった。
女子マスター3黒帯のミドルとオープンクラスはエマ・マトクラフ(AMMA BJJ)とアリーネ・サカモト(イバンサカモトBJJ)の2連戦。結果はエマが2連勝でWゴールドとなっている。