大晦日RIZIN参戦決定!矢地祐介に訊く、桜庭大世のこと、柔術のこと、今後のこと
大晦日RIZIN参戦決定!矢地祐介に訊く、桜庭大世のこと、柔術のこと、今後のこと
RIZIN DECADE
2024年12月31日(火)、さいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN DECADE」には、矢地祐介が出場し、桜庭大世と対戦することが決まった。
レジェンド・桜庭和志の遺伝子を受け継ぐ大世のMMAデビュー戦、その相手を務めることになった矢地。今年10月に横浜BUNTAIで行われた「QUINTET 5vs5勝ち抜き戦 TEAM SAKU vs TEAM RIZIN」では、グラップリングで対戦する可能性もあったが、矢地はどのような印象を抱いているのか。
国内最高峰の舞台で長きに渡って戦い続けてきた矢地に、RIZINでの戦いはもちろん、ブラジリアン柔術のことや、今後の目標など、話を訊くことができた。
――10月のQUINTET(5対5の勝ち抜き戦)では、出番なく終わってしまいましたが、仲間の試合や大会を振り返っての感想はいかがでしたか?
矢地:出番がなかったんでなんとも言えないですが、団体戦の独特の緊張感は感じることが出来ました。
――戦うとすれば、TEAM SAKUの副将・桜庭大世選手や大将・内柴正人選手と対戦する可能性が高かったわけですが、対抗戦の最中は、戦い方などどのように考えていたのでしょうか?
矢地:僕はMMAファイターで、グラップリングは本業ではないので、作戦と言うよりは、初見の人に今の自分の技術を単純にぶつけてみようと思ってました。
――グラップリングマッチは珍しいですが、普段あまりオファーなどはないのでしょうか?
矢地:グラップリング...。寝技は好きなので、オファーがあればやってみたいですね。
――なるほど、普段グラップリングの練習というのは、どこでどのくらいやっているのですか?
矢地:グラップリングオンリーの練習というのは、ロータスで週に1、2回やってますね。
――道着を着た練習はやっているのでしょうか?
矢地:道着は今はやってないですねー。
――五味戦は三角絞めを極めましたが、基本、矢地選手の試合は打撃やタックルを駆使して戦うことが多いですよね。MMAの試合で柔術が活きると感じることはあるのでしょうか?
矢地:練習仲間からは、バックを取るのがスムーズになったといわれているので、そういう意味でも今までやってきた柔術の練習が役に立ってるのだと思ってます。
――よくMMA選手には「道着の練習は不要」という声が出たりしますが、矢地選手はどのように考えていますか?
矢地:不要だとは思わないですけど、道着の技術をMMAに変換するのは、一手間、二手間かけなくちゃいけないので、だったら今はMMAの寝技っていうのを追求した方が良いかなと思ってます。
――柔術は茶帯ですが、今後、黒帯を目指したり柔術の試合に出るという興味はありますか?
矢地:カルペディエムで帯は頂きました。橋本知之さんのプライベートレッスンを受ける時もあります。柔術の試合は...、現役中は出れないと思いますが、引退したら趣味として出場したいです。
――RIZINについても教えてください。RIZINでの戦いも8年になろうとしていますが、その間、目標やモチベーションも色々と変わっていると思います。現在の目標はなんでしょうか?
矢地:やっぱりライト級のベルトです。強い外国人選手に勝って、最終的にはベルトを巻きたいなという気持ちは常に持ってます。
――では、年末の試合に向けて、対戦相手である桜庭大世選手の印象を教えてください。そして、どんな試合になりそうだと思っていますか?
矢地:桜庭選手の印象は、デビュー戦ですし打撃も見たことないので、正直ほとんどありません。しいていうなら、寝技が強いんでしょうね。
――桜庭選手は腰が強いと聞きましたね。
矢地:柔道家独特の粘り腰というのはありそうですね。油断をせずに、相手が強敵だと思って調整してます。
――最後になりますが、RIZINに限らず、今後のキャリアプランや達成したいことなどあれば、教えて頂けないでしょうか?
矢地:来年は色々チャレンジしたいなと思ってて、ジムの設立なども計画してますので、今後も応援よろしくおねがいします!
――ありがとうございました。大晦日の試合、期待しております!