サトシ&クレベル、ボンサイ柔術二枚看板がRIZIN大晦日大会で激勝
サトシ&クレベル、ボンサイ柔術二枚看板がRIZIN大晦日大会で激勝
RIZIN DECADE「Yogibo presents RIZIN.49」
サトシ&クレベルが締めた今大会。ボンサイ柔術旋風は2025年も続きそうだ (C) RIZIN FF
2024年12月31日(火)、さいたまスーパーアリーナでは、RIZIN FIGHTING FEDERATION主催「RIZIN DECADE Yogibo presents RIZIN.49」が開催された。
日本国内では伝統と言っても過言ではない、大晦日の格闘技イベント。今年は、雷神番外地&RIZIN.49というボリューム満点のラインナップとなり、「RIZIN DECADE」としての大トリは、フェザー級タイトルマッチ・鈴木千裕 vs クレベル・コイケが務めた。
<フェザー級タイトルマッチ/RIZIN MMAルール 5分3ラウンド>
×[王者]鈴木千裕 vs[挑戦者]クレベル・コイケ○
※3R終了/判定3-0
入場時から気合い満点の鈴木。クレベルのセコンドには、2つ前の試合で勝利したサトシが付いていた。
開始からローを蹴る鈴木は、クレベルのタックルにも素早く反応、スプロールしていく。
しかし、クレベルはタックルから引き込みへ。鈴木の打撃を厭わず、スイープして上を取ると、マウントを取りつつ、ラウンド終盤には足関節を狙うなど王者を削っていった。
すると、2ラウンド以降、クレベルはポジショニングで鈴木をコントロールし始める。下を取っても上になり、上になったらポジションを進めていく挑戦者。ラウンド中盤には、マウントポジションから三角を狙って場内を沸かせる場面もあった。
最終ラウンド、あとがない鈴木は積極的に打撃を振るっていく。タックルから引き込みを狙うクレベルに対し、肘を落として、その額を叩き割る。それでもクレベルは三角絞めへ。タップを免れた鈴木だったが、クレベルは逃さず、マウントからパウンド。鈴木も下から打撃を返し、王者の意地を見せたが、最後はタイムアップとなり、判定3-0でクレベルの勝利となった。
<ライト級タイトルマッチ/RIZIN MMAルール 5分3ラウンド>
○[王者]ホベルト・サトシ・ソウザ vs[挑戦者]ヴガール・ケラモフ×
※1R4分45秒/三角絞め
アゼルバイジャンの雄・ケラモフと対峙したサトシは、積極的に蹴りを放っていく。サトシは、打撃の打ち終わりに背を見せたケラモフのバックにつくも、ケラモフは尋常じゃない身体能力を駆使してスタンドに戻った。
しかし、サトシはタックルからマウントへ移行する。再びサトシのポジションから逃れたケラモフは、タックルを返したが、ここでサトシはケラモフを三角絞めに捉えてみせた。
一度はケラモフの動きを見て、三角ロックを解除したサトシだったが、改めて三角絞めを組み直すと、ケラモフからタップを奪って決着。サトシが難敵を鮮やかに破り、4度目の防衛に成功した。