「餓狼伝はRINGSみたい」所英男が餓狼伝を語る
「餓狼伝はRINGSみたい」所英男が餓狼伝を語る
餓狼伝: The Way of the Lone Wolf コラボインタビュー
5月23日（木）より、Netflixで世界独占配信がスタートした「餓狼伝: The Way of the Lone Wolf」が世界の注目を浴びている。
Netflixの週間グローバルTOP10（非英語）で9位を獲得した上、世界中の国や地域における「今日のシリーズTOP10」でも、日本7位、フランス4位、ドイツ8位、韓国9位と大健闘しているのだ。
武尊や鶴屋怜、ホベルト・サトシ・ソウザといった超一流ファイターの動きを撮影し、アニメーションに反映したことでも話題になっている同作は、夢枕獏氏の格闘小説「餓狼伝」をベースに、"竹宮流"の使い手・藤巻十三を主人公に据えた完全新作の物語である。
Jiu Jitsu NERDでは、「餓狼伝」スペシャルコラボインタビューとして、作中のキャラクター達と同様、飽くなき強さを追い求める格闘家や武道家らにインタビューを敢行。第二弾は、2024年7月28日（日）の「超RIZIN.3」に出場が決まり、引退を懸けた大一番に臨む、所英男に話を聞いた。
日本が生んだ「回転体」と呼ばれる寝技の名手・所の目に映った「餓狼伝」の魅力とは？
――「餓狼伝」はご存知でしたか？
所：すみません。名前は知ってましたが、拝見したことはなかったです。でも今回Netflixは全部見させて頂きました。
――感想はいかがでしょうか？
所：普段は子供と一緒にくらいでしかアニメを見ないので、ちゃんとしたアニメを久々に見ました。
「餓狼伝」は、いろんな格闘家と戦う話ですので、路上とリングでは違うのですが、昔好きだった「RINGS」を思い出しました。
――なるほど！確かにそう言われると異種格闘技ですし、「RINGS」の世界に似ていますね。
所：はい。あと、主人公の藤巻十三の必殺技（虎王）は、私が好きだったヴォルグ・ハン選手も使いそうな技です。
――確かに複合的な技ですので、ハン選手が得意そうです。
所：ああいう技は憧れですね。試合で極めてみたいです。
――所選手は「小さなヴォルグ・ハン」と言われてましたよね。
所：いやいや（苦笑）。この前、SNSでヴォルグ・ハン対田村潔司戦を見て、二人ともすごくて感動しました。
――他にも気になった登場人物はいましたか？
所：空手家・篠一郎も、「RINGS」に出ていたビターゼ・タリエルみたいで、打撃で優勢だったのに投げられてあっさり負けちゃうところも一緒でした（笑）
――劇中には「イマナリロール」も出てきます。
所：さすが世界の今成さんです。ボクサーが「イマナリロール」をしていたので、打撃もできて足関節技もできたら最強ですね。
――所選手は、異種格闘技に興味はありますか？
所：はい。昔出ていた「ZST」や「HERO'S」は異種格闘技的な戦いも多かったです。レミーガ（レミギウス・モリカビュチス）との対戦は、打撃対寝技の異種格闘技戦みたいな感じでした。でも今はMMAをやるのに精一杯で、あまり考えることはできないです。
――そうですよね。7月28日（日）の『超RIZIN.3』でヒロヤ（JAPAN TOP TEAM）戦が決まりました。
所：はい。今3連敗中で、結果を出さないと意味がないと思ってるので、負けたら引退しようと思ってます。
――先日の記者会見で、その発言は存じていました。今の練習は順調ですか？
所：疲れや細かい怪我はあるのですが、順調です。本当はタイに合宿に行く予定だったので、諸事情により行けなくなってしまったのですが、日本で出来る限りの練習をしてます。
――クロスフィット的なトレーニングをしている姿もよく拝見します。
所：はい。今回からここ（HALEO DAIKANYAMA）でトレーニングをしておりまして、毎週追い込まれてます。
――今成正和選手の道場（今成道場）にも練習に行ってましたね。
所：やっぱり今成さんは憧れですし、練習させてもらうのも刺激になります。
――今成選手には、こちらでもインタビューをさせて頂きました。
所：はい。そのインタビューを見て、実は刺激を受けました。
――え、なぜですか？
所：次の試合、絶対勝ちたいと思っていたんですが、今成さんが「勝ちたいというより負けたくない」とおっしゃってて、「負けたくない」と思ってた方が、粘り強く戦えるのではと思ってきました。
――我々のインタビューがお役に立って非常に嬉しいです。
所：「負けたくない」って思ってた方が、劣勢になっても、最後まで心が折れないで戦えそうです。
――ありがとうございました。『超RIZIN.3』期待しております！
所：はい。辞めたくないですし、頑張ります！
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