高サブP、Polaris契約も「ビール飲みながら内容を認知しないままメール返しちゃった」
高サブP、Polaris契約も「ビール飲みながら内容を認知しないままメール返しちゃった」
Polaris

2月8日(現地時間)、イギリスのドンカスター・ドームで開催された「Polaris 31」でジェイク・ゴールドソープを相手に僅か35秒、得意の足関節技で一本勝ちした高橋“SUBMISSION”雄己が、Polarisと複数試合契約を締結した。
今月3日、Polaris公式アカウントで「日本人初の独占契約」と伝えられた高橋“SUBMISSION”雄己が目指す先は、言わずもがな同王座である。Polaris日本人王者誕生に向け、期待が集まる高サブPを直撃した。
――高サブP、ご無沙汰してます。今日は宜しくお願い致します。
高橋:よろしくお願いします!
――今回、英国のプログラップリングイベント「Polaris」と、日本人で初めて独占選手契約を結ばれたそうですが、どのような経緯だったのでしょうか?
高橋:前回の試合では、Polarisで2連続一本勝ちを納めているジェイク・ゴールドソープを相手に35秒で一本勝ちをし、タイトルマッチをアピールしました。
このあとに割とフランクにプロモーターのマットさんと話して「タイトルマッチね!わかったよ!」って言ってもらって。そこから何の前置きもなく契約書がメールで送られてきて。
で、実は俺ってただ堂々と喋るだけで半分くらいしか英語分かってないんですよ。だから契約書もあんまり読まずに「ファイトマネー振込み確認しました」のサインかな、的なことを思ってドイツでビール飲みながら内容を認知しないままメール返しちゃったんです。
そしたら、昨日PolarisのInstagramから「いま、歴史は作られた!!日本人史上初のPolaris契約選手だ!」と報じられていて(笑)
――笑...。
高橋:もちろんそこが目標だったので、結果めちゃくちゃオーライなんですが、自分の過失で勝手にサプライズ発表でした。
経緯としてはそんな感じです…(笑)
――さすがです(笑)。さて、あまり日本で「Polaris」というイベントは知られてませんが、どのようなイベントなんでしょうか?
高橋:サブミッションオンリーのグラップリングイベントとして、世界最高峰のプロリーグと思っていただけたらよいかなと。
今成さんも昔出ていて、俺はこれに憧れてグラップラーとしてのキャリアを選びました。
他にも世界最高のプロリーグと言えるイベントはいくつかありますが、Polarisで王者になれば一旦ある程度の説得力を持って世界最強を名乗れることは確かです。
――高サブPが狙っている王者や、注目選手を教えてください。
高橋:王座は、いまは空位なんですよね。ただ、PolarisがInstagramで自分のタイトル挑戦を仄めかした時に反応していたヤツの中で、ひときわ気になった名前は、ジュニー・オカシオ(Junny Ocasio)ですね。
2023年にIBJJFノーギワールド、ヨーロピアンノーギ、パンノーギの全てを優勝した選手です。
自分もZロックの名手として以前から知っていた世界的な足関節技師ですね。こちらとしては誰を当てられても、勝ち切れるように調整していくだけですが。
――では、今後の展望を教えてください。
高橋:まずはPolarisとの2年で4試合契約の間にタイトルを獲ります。
これは夢や目標というより自分の人生の史上命題で、必ずやらないといけないことです。
――期待せずにはいられませんね。「Level-G」のプロデューサーとしては、いかがでしょうか?
高橋:Level-G は…、実はいまサーバーの問題でWebサイトがダウンしていて諸々ご迷惑をおかけしているのですが、まだまだ引き続きプロ・アマ共に国内シーンを盛り上げていきますので、今後とも俺共々応援よろしくお願い致します!
