黒帯激戦区はマスター4? PATO STUDIOが単独ジムで団体表彰に食い込む快挙!!
黒帯激戦区はマスター4? PATO STUDIOが単独ジムで団体表彰に食い込む快挙!!
JBJJF全日本マスター2024
30代以上の柔術愛好家の祭典・全日本マスター。今回のレポートはマスター4~6の黒帯決勝戦の数々を紹介していく。
マスター4は46歳~のカテゴリーで、アラフォーどころか、四捨五入すれば50代となってしまう。
だが、このマスター4が1番のボリュームゾーンで、ルースターからオープンクラスまで8階級で試合が成立しているのだ。
ちなみにマスター3は6階級で試合が成立しており、マスター5は5階級となっている。
40代半ばといえば、すでに体力的には衰える一方であると思われるが、それでも黒帯でこれだけのトーナメントが組まれるのはマスター世代もまだまだ元気であると改めて感じた次第だ。
マスター4黒帯ルースター決勝戦
○澤田真琴 / DRAGON'S DEN
vs
×吉岡広明 / パラエストラ和泉
かつてはパラエストラ東京の同門でともに汗を流した仲の両者が激突。試合はパスガードを決めた澤田が3-0で勝利。
マスター4黒帯フェザー決勝戦
×伊藤洋邦 / Jaws Jiu Jitsu Academy
vs
○アサダ・トシオ / BJJ CORE JAPAN
KINGZ JAPANの代表で戦う社長ともいえるアサダが減量してフェザーにエントリー。実力者の伊藤から次々とポジションを奪い、11-0で完封勝利。
マスター4黒帯ライト決勝戦
×武林佑 / BOA SORTE柔術アカデミー
vs
○ホジェリオ・クリスト / EVOX BJJ
JBJJF主催大会ではレアな日系ブラジリアンのホジェリオが2試合を一本勝ちで優勝。決勝戦はループチョークで極めた。
マスター4黒帯ミドル決勝戦
○岡本裕士 / RJJ
vs
×石川史俊 / CARPE DIEM
得意のコムロックを極めて石川からタップを奪った岡本が一本勝ちで金メダル獲得を決めている。
マスター4黒帯ミディアムヘビー決勝戦
〇高本裕和 / 高本道場
vs
×セルゲイ・ヴェデニョフ / グレイシーバッハ
昨年のワールドマスター王者の高本は国内でも積極的に試合出場し連勝街道まっしぐら。今大会でも危なげなくワンマッチ決勝戦を勝利して優勝を果たす。
マスター5黒帯ライトフェザー決勝戦
○藤田善弘 / 藤田柔術
vs
×戎谷剛 / 柔専館
ワールドマスター王者の藤田に対し引けを取らない試合ぶりを見せていた戎谷はポイント0-0、アドバンテージ2-0で惜敗も大健闘だろう。
マスター5黒帯フェザー決勝戦
○中山巧 / パラエストラ大阪
vs
×日比野勝彦 / ALIVE
地元での大会開催ということで数年ぶりに試合出場した中山が実力者・日比野を9-2で破って優勝し、今夏に予定しているワールドマスター参戦に弾みをつけた。
マスター6黒帯ライトフェザー決勝戦
○宇原浩一 / NR柔術
vs
×竹中伸男 / 吹田柔術
奈良在住ながら関東の大会にも遠征して出場し結果を残している宇原が今大会では決勝戦で三角絞めを極めて快勝した。
マスター6黒帯フェザー決勝戦
○福本吉記 / クラブバーバリアン
vs
×黒崎雅夫 / グレイシーバッハ
福本の適正階級はライトフェザーだが、怪我の影響で減量できず。フェザーで出場もアームロックを極めて問題なく一本勝ちで優勝した。
マスター6黒帯ミドル決勝戦
○坂本宗彦 / Escudo
vs
×藤井竜彦 / ALIVE
国内でもっともアクティブな選手の一人である坂本がいつもながらのカタい試合運びで互いにノーポイント・ノーアドバンテージからレフリー判定で僅差の勝利。
マスター6黒帯ウルトラヘビー決勝戦
×新川武志 / 吹田柔術
vs
○伊藤伸明 / パラエストラ小岩
まだ黒帯になったばかりの伊藤がいきなり全日本マスターで優勝。このワンマッチ決勝戦で腕十字を極めて一本勝ち。
チーム表彰は1位・トライフォース、2位・グレイシー バッハ、そして3位には単独ジムのPATO STUDIOが食い込む快挙を成し遂げた。