ONE直前、寒河江寿泰「動きのある試合、一本を狙っていく試合を」
ONE直前、寒河江寿泰「動きのある試合、一本を狙っていく試合を」
ONEフライデーファイツ55
3月15日(金)、タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催される「ONE Friday Fights 55」では、寒河江寿泰(今成柔術/トイカツ道場)と石黒翔也(カルペディエム三田)のバンタム級サブミッショングラップリングマッチが組まれている。
ONEの舞台で実現する日本人グラップリング対決を目前に、同イベントより寒河江の声が届いた。注目の一戦は、日本時間21時30分より行われる。
――タイに火曜から入りましたが、どうですか?
「すごい外が暑いですけど、ホテルは思っていたよりも綺麗なところを用意してもらって、快適に過ごしています。タイには以前プーケットでトレーニングキャンプがあったので、行ったことがありますが、バンコクは初めてですね」
――ONEでの初めての試合、ルンピニースタジアムでグラップリングマッチの試合に臨みますが、どんな心境ですか。
「不思議な感じがしますし、そういう歴史がある場所でグラップリングの試合ができるのは光栄なことですね」
――今回日本人対決ですが、オファーがあった時はどんな気持ちでしたか。
「日本でも出来るカードだとは思うんですけど、ONEっていうすごい大きな舞台でやっていただけるので、日本の方もそうですし、世界の方に見てもらえる。日本人が強いよっていうことを見せられる良い機会だと思っています。ONEの舞台にもっと呼んでいただいて強い外国人とも戦いたいなって思いがあるので、それにつながる試合になるのかなと思います」
――この試合に向けての対策してきたことはありますか。
「オファーがある前から自分に必要だと思っていたことについては継続してきました。今回はサブミッションオンリーなので、その精度を上げる動きだとか、トップから上から攻めて圧をかける動きとかも練習してきました」
――普段は誰と練習していますか。
「一番多いのは、自分が教えているトイカツグラップリング東中野の会員さんとか。プロ練の時間は、セコンドについてもらう長谷川さん、ノーギが強い樋口さん、金原さん。あとはロータスで練習させていただいているので、八角さん、山北さん、和田さん、上久保さんにも練習していただいています。青木さんもたまに組ませていただいています」
――ONEのサブミッショングラップリングルールについてはどんな印象をお持ちですか。
「どの試合を見ていても盛り上がる試合が多いですよね。自分も一本取るような動きが好きでグラップリングをやっているので、そのルールでやるのも楽しみです。見ていて楽しいルールなので、これからもっと盛り上がっていってほしいです」
――石黒選手の印象は?
「すごいアグレッシブな選手ですね。自分がどのポジションにいても攻めてくる選手。下になった時も相手にパスさせない強さだったり。ずっと動き続けている選手なので、やりにくそうなイメージはあります」
――自分の得意な技はなんですか。
「今成さんの道場所属にもなっているので、足関節も狙っていきたい。あとは、昔から腕十字が得意なので、それも狙っています」
――今回、リングでの試合になりますが、そこはどう準備してきましたか。
「リングではないですけど、壁マットが道場にはあるので、そういう練習をしてきました。石黒さんはMMAをやっている選手ではないので、自分からコーナーに行ってとかロープを使ってとか、そういうのはそんなに無いかなと思います」
――190カ国に生中継されるが、どんな自分を見せたいですか。
「自分をアピールする場としては、大きなチャンスだと思っています。攻めて楽しい試合をしてみんなが盛り上がるっていうのが理想だと思います。固まってお互いに動かなくなってしまうと、せっかく大きな大会に呼んでもらったのに、よく無いと思うので、動きのある試合、一本を狙っていく試合を、その上で自分が勝つっていうのを見せたいです」
――今後もONEで戦いたいですか。また誰と戦いたいですか。
「今後もONEに呼んでもらえるなら戦いたいです。戦ってみたい選手は、階級は普段は下かと思いますが、マイキー選手とやりたいです。今成さんに勝っているので私も挑戦したいなって気持ちがあります。どれくらいやれるのか、やっつけたいですね」
――最後にファンへのメッセージを
「私お腹が弱くて、タイに行くってなり、心配されていましたが、下さないで元気にやっております!体調は良いので、このまま試合まで元気に辿り着いて頑張りますので応援よろしくお願いします!」
画像提供:(C) ONE Championship