終始アタック続けたマイサ・バストスがONEグラップリング新王者に輝く
終始アタック続けたマイサ・バストスがONEグラップリング新王者に輝く
ONE Fight Night 24
(C) ONE Championship
8月3日(土)、タイのルンピニー・スタジアムで開催された「ONE Fight Night 24」では、アトム級サブミッション・グラップリング世界選手権として、ダニエル・ケリーがマイサ・バストスを相手に防衛戦に臨んだ。
組手争いから下を取ろうとするマイサは、潜りながらダニエルをコーナーに押し込むと、バックをうかがいつつ、クローズドガードに入れた。
クローズドを解除されても、両足を広げて足を絡めていくマイサは、ダニエルの片足を抱えて上になったが、すぐさまダニエルも上を取り返した。
それでも、マイサは巧みに足を使ってダニエルとの距離をコントロールしては潜ってアタックを繰り返す。
するとダニエルは、オープンガードになったマイサの右膝の内側を蹴り、上がってきた左足を内ヒールに捕えたが、マイサは回転してこれを逃れた。
それでも、マイサは潜りながら反撃に転じる。上から膝を入れるダニエルに対し、回転しながらヒールを仕掛けて、これが浅いとみるやすぐさま立ち上がり、バックに付こうと試みた。
前転して距離をとったダニエルが再び上になったが、マイサはリバースデラヒーバのような体勢から、ダニエルの左足を引き出すと、ヒールフックをセットアップ。ダニエルがこれを凌いだところで10分間が終了した。
前半に見せ場を作りつつも、マイサの猛攻を凌ぐ時間帯も多かったダニエルに対し、終始ボトムからアタックを続けたマイサ。判定の結果は、3-0でマイサが新王者に輝き、5万ドルのパフォーマンスボーナスを手にした。