【メディアディレクターコラム】 第6回 N嬢とのサシメシ5時間
【メディアディレクターコラム】 第6回 N嬢とのサシメシ5時間
先日、国内某MMAプロモーションを退社されたN嬢と食事をしてきた。
渋谷で待ち合わせてメキシコ料理を食べた後に、延長戦でチョコクロ&コーヒーでたっぷり5時間のサシ呑みならぬサシメシ。
話題は多岐に渡り、柔術や格闘技のことはもちろんのこと、つい最近行ってきたというアジア周遊旅行のことや今後のことについてなどなど。
このN嬢と知り合ったのは2008年、タイ・バンコクだった。
いまはタイでもMMAイベントが多数開催され、柔術ジムもたくさんあるが、当時はまだジムもいくつかしかなく、大会も年に1回、あるかないかといったところ。
そのときに現地で柔術ジムをやられてる資産家の柔術家が在タイ以外の柔術家や関係者を招聘し、大会を開催したときに自分も行くこととなって、そこで知り合ったのがきっかけ。
当時はただの外資系OLだったN嬢が、その後にいろいろあって帰国されて某MMAプロモーションのオープニングスタッフとして名を連ねてたのを知ったときは驚いたのを覚えている。
そして某MMAプロモーション時代にはほぼ接点がなく、たまにお手伝いをお願いされる程度の間柄ながらも細々と交流は続いていた。
そんな中、某MMAプロモーションを退社され、時間ができたとのことだったので、では久しぶりに会いましょうとなった次第だ。
そんな経緯で久しぶりに会った訳だが、そこまでブランクを感じることなく、それこそ数時間もよく話題が尽きないもんだなと我ながら思うが、やはりお互い“柔術”という共通の趣味があるからこそのように思う。
話の端々にお互いの共通の友達やジム関係者、選手などが出てくるため、そこから話があらぬ方向に向かうこともしばしばで、そんなことが続いてたらあっという間に時間が過ぎてあわや終電を逃すところとなってしまった。
いまN嬢はブラジル行くかどうかを悩んでる様子で、会社を退社して時間はあるし、幾ばくかの貯金もある、ということらしいので自分は絶対に行くべきと背中を押した。
やはりブラジル=ブラジリアン柔術だし、柔術やってるなら一度は本場のブラジルを体感して欲しいし、そのチャンスがあるなら逃す手はない。
さらにペルーのマチュピチュにも興味があるとのことなので、ブラジル経由でペルーに行くのも全然ありなはず。
もっといえばこのタイミングを逃して次の期間を待つとなると、それこそ数年後、10年後になることも全然あり得るだろうし、そうなると年齢的な衰えで日本の真裏のブラジルに行くという気力・体力も無くなっているかもしれない。
こんなことを熱心に説いていたのだが、N嬢はなんやかんやと言い訳をして結局は結論は出ぬままにタイムアップとなってしまった。
まあ行くも行かぬも本人次第だから別にイイんだけど、それこそこういうのは「迷わず行けよ、行けばわかるさ」なのだ。
最後はこれまた行くと言ったきり、仕事の多忙さを理由にまったく来る様子がなかった代々木ミューズでの柔術クラスでの再会を約束してこの夜はお開きとなった。
果たしてN嬢はブラジルに行くのか?
これは本人のみが知り得るところである。