支部超えて高校生3選手が集結、カルペ町田で2周年イベント
支部超えて高校生3選手が集結、カルペ町田で2周年イベント
Workshop
2月18日(日)、東京都町田市にあるカルペディエム町田では、オープン2周年記念イベントとして、カルペディエムに所属する高校生達によるワークショップが開催された。
講師を務めたのは、カルペディエム広尾の大野智輝、青山の川頭昊士、三田の高橋逸樹の3選手だ。現在、川頭と高橋が高校3年生で大野が2年生。これからの3選手が支部を超えて町田に集まった。
Photo by CARPE DIEM Machida
かつて、Jiu Jitsu NERDメディアディレクター・橋本欽也が「カルペディエムボーイズ三銃士」と呼んでいた3選手は、カルペディエム・ユースクラスの出身でもある。
ユースクラスとは、旧広尾支部で行われていた競技志向の中学生達による"選手クラス"のはしりで、橋本知之、岩崎正寛、リダ・ハイサム、ホベルチ・オダらトップ選手達が毎週交代でクラスの指導を担当していた。
今でこそキッズの"コンペティションクラス"は珍しいものではなくなったが、当時は、競技志向の中学生がどの支部にも1~2名しかおらず、カルペディエムでは、そんなダイヤの原石達を専門クラスで育成していた。
開催場所を三田支部に移した後は、現代表の竹浦正起が育成を引き継ぎ、2020年にロスで行われたキッズの世界大会(パンキッズ)へ引率するほど力を注いだ。
そして、ユースクラスが発展的解消した後も各支部でそれぞれに練習を重ね、戦い続けている3選手は、今や教える立場にもなっており、この日のワークショップに繋がったというわけだ。
大勢の参加があったこの日のイベント。参加者の中には次世代を担う中学生の姿も
Photo by CARPE DIEM Machida
舞台となったカルペディエム町田支部は、2022年2月にオープンしたばかり。
マットスペースは広く、綺麗で清潔な施設が魅力の道場であり、インストラクターはプロMMAファイターでブラジリアン柔術黒帯の岡澤弘太や、東海大柔道部出身の紫帯・佐々木大也らが務めている。
僅か1年強で会員が100名を突破し、カルペディエム・石川祐樹代表が特別クラスを行うなど、勢いがある支部の一つと言えそうだが、会員はマスター世代が中心でアットホームな雰囲気が特長だという。
この日も和やかなムードの中、ガードワークをテーマに大野がリテンションを、川頭がスイープを、高橋がサブミッションをとリレー形式で技術をレクチャーした。
Photo by CARPE DIEM Machida
大野はガードを作る際の動きや足の角度といった基本を細部に渡って説明し、川頭は接戦を勝ってきた50/50の展開を取り上げ、高橋は得意の三角絞め、腕十字、フットロックの連携を説明すると、その後は参加者に交じってスパーリングで汗を流し、ワークショップはお開きとなった。