アジアを制した宮地一裕、KIT9・61kgトーナメント参戦に意気込み
アジアを制した宮地一裕、KIT9・61kgトーナメント参戦に意気込み
買取大吉 presents KIT9
いよいよ今月28日(日)、都内某所では「買取大吉 presents KIT9」が開催される。
今大会の目玉は、61kg・賞金30万円トーナメントであり、国内選りすぐりの軽量級メンバーが名を連ねている。
アジア選手権後に出場が発表されたのは、同大会マスター1黒帯ルースター級で優勝したDRAGON'S DEN所属の宮地一裕だ。
宮地といえば、今年のアジア選手権を制しただけでなく、過去にはIF-PROJECTや一騎討、英Battle Grappleなどのプロ柔術イベントにも多数出場しており、経験豊富でルールへの適応力も高い。KIT61kg・賞金30万円トーナメントでは、台風の目と目されるであろう、宮地にKITへの意気込みを尋ねた。
――現在は、Dragon's Denの所属ですが、CARPE DIEM HOPEからは、どのような経緯で移られたのでしょうか? また現在の練習環境はいかがでしょうか?
宮地:2022年に仕事の関係で、岐阜から埼玉に引っ越しました。住まいから比較的近かったこともあり、澤田代表率いるDragon's Denへの所属を決めました。
また、練習環境ですが、スパ―リング時間が長めに設定されていることもあり、仕事後の練習調整や減量調整に助かっています。澤田代表や練習仲間の練習量の多さにも驚きましたが、日々の厳しいトレーニングのおかげで、自分自身の技術と精神力が大きく向上していっていると感じます。
今後もこの環境でさらに精進し、目標を達成していきたいと思っています。
――先のアジア選手権では、マスター1黒帯ルースター級で優勝しました。35歳の宮地選手は、マスター1のラストイヤーでもありましたね。今大会を振り返って、結果や内容など、どのように感じていますか?
宮地:岐阜から埼玉に引っ越してから、仕事と家庭などいろいろとバタバタしており、練習時間が制限される中での調整もあってか、移籍後はあまりいい成績を出せていませんでした。
最近は、ようやく落ち着いてきて練習時間も継続的に取れていますので、今回の結果に繋がったのではないかと感じています。家族のサポートも大きいと思います。内容的には、日々練習していることの数割しか出せていませんので、もっと積極的に練習していることを試合で出せるように精進するしかないと感じています。
――では、アジア選手権が終わって、KITトーナメント出場の話が来た時、どのように感じましたか?
宮地:プロマッチのオファーを頂き、正直嬉しい気持ちです。感謝しております。HOPE所属の時に仕事の関係でイギリスに1年ほど滞在しており、そこでも外国人枠でサブオンリーのプロマッチ(Battle Grapple)に4回ほど出場していましたので、日本に帰国した際も同様な試合に出てみたいと思っておりました。
今までも、IF-PROJECTや一騎討などのプロ柔術に出場させていただいておりますが、今回も楽しみです。
プロ柔術イベントに出場経験豊富な宮地。写真は一騎討で勝利者賞を獲得した一戦の時のもの
――今回のKIT9は、61kgトーナメントです。ルースターとライトフェザーの中間で、なおかつ、前日計量です。宮地選手にとっては、どのような階級と言えますか?
宮地:もともとナチュラルでライトフェザー級の体重で出ていますので、自分の体にはちょうどマッチした階級だと思います。
――KITは一本決着を目指したルールが特長です。IBJJFのルールなどと比べ、宮地選手にとっては、どちらが戦いやすいでしょうか?
宮地:サブオンリーのルールの方が自分には戦いやすいと思っています。ポイントやポジションを意識して戦うことも大事だとは思いますが、柔術の醍醐味である極めを意識した戦い方もさらに大事だと思っています。
――まだ全員出揃ってはいませんが、今大会の出場選手で戦いたい相手、あるいは、警戒している相手などはいますか?
宮地:最近よく目にするのは、高杉選手ですね。芝本さんにも勝ってますし、全日本・アジアも獲っています。また、同じALMAスポンサー選手ですので、戦ってみたいと同時に実績から考えて要警戒と感じています。
――では、最後に。宮地選手といえば、「宮地柔術研究所」の配信も積極的にされていますが、企画や撮影などは全て宮地選手がされているのでしょうか?
宮地:私のYouTubeチャンネル「宮地柔術研究所」に触れていただきありがとうございます。埼玉に引っ越した際に始めて、1年ちょっとが経ちますが、企画・撮影・動画編集などすべて私が行っております。現在、登録頂いている方々は、全て本研究所に所属する貴重な視聴者研究員様だと思っていますので、今後も新たなコンテンツを考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。
――今後、同チャンネルをどのようにしていきたいと考えていますか?
宮地:チャンネルでは、主にブラジリアン柔術を軸にしており、技解説やその他のコンテンツも含んでいます。コンセプトが研究所ですので、技の本質、基本的な考え方、理論の理解・実践などを通じて研究したものをお届けできればと考えております。
配信は、技のショート動画を毎朝7時に、企画モノ動画を毎週火曜19時に、技解説動画を毎週金曜19時にアップ中です。解説してほしい技などは、コメント欄にて頂ければ動画で回答いたします。ぜひ、この機会にチャンネル登録で応援のほど、よろしくお願いいたします!
――ありがとうございます。KITでのご活躍ならびに、チャンネルのご発展、期待しております!
「宮地柔術研究所」の柔術構造力学シリーズは必見だ!