KITレギュラー 塚田市太郎、リベンジに燃える北田俊亮をレフェリー判定で退ける 試合動画も公開
KITレギュラー 塚田市太郎、リベンジに燃える北田俊亮をレフェリー判定で退ける 試合動画も公開
買取大吉 presents KIT10

2/23(日)、新百合21ホールで開催された「買取大吉 presents KIT10」の中盤戦のメインで行われたKITレギュラーの塚田市太郎(SPANDAU)と北田俊亮(TRIBE TOKYO MMA)の試合は、2021年のJBJJF全日本マスターのマスター3黒帯フェザー決勝戦のリマッチ。
その試合では塚田が勝利したが、サブオンリーのKITでは極めの強さに定評がある北田がやや有利では?!という見る向きもあった。
北田は過去にMMAで一本勝ちを量産し、極めて勝った選手の中には現在もトップ戦線で活躍中のクレベル・コイケもいる。
特に一撃必殺を誇るギロチンのキレは特筆モノで、MMA戦績での一本勝ち7勝のうち、5試合はこのギロチンによるものだ。
対する塚田といえば、KITに数多く参戦するも、まだ極めての勝利はなく、勝った試合はオーバータイムでのゴールデンスコアがほとんど。
それだけにサブオンリーの本戦の試合時間内に塚田を捕えるとこができれば北田のリベンジのチャンスだった。
そのため、当初はマスター黒帯で決まった試合が北田のリクエストにより試合時間が長いアダルト黒帯マッチに変更されるという異例の事態もあった。
だが試合はガードに引き込んだ塚田の巧みなガードワークにより北田が極めを狙えるポジションにいくことができず、さらにはベリンボロを決められるなどして追い込まれる場面もあった。
そして本戦で決着つかずにオーバータイムに突入も、ここでもガードの塚田・トップの北田のポジションで拮抗した試合が続き、勝敗はレフリー判定にまでもつれ込んだ。
本戦8分+延長4分を戦い切り、最後はレフリー判定で塚田が僅差の試合をモノにし、KIT初参戦の北田とKITレギュラー参戦中の塚田のKITルールの経験値の差を見せている。

当初はマスター黒帯マッチとしてリリースされたこの試合だが「マスターの5分だと極めきれない」という北田のリクエストにより試合時間が長いアダルト黒帯マッチ・8分で行われた。

引き込んでいった塚田は北田のパスを防ぎつつ、ベリンボロやオモプラッタを狙っていく。

北田は塚田のガードワークに苦戦しつつも、勢いに任せたパスガードを仕掛けていくも、ことごとく不発。

本戦8分+延長4分を戦い切り、最後はレフリー判定で塚田が勝利。2-1という僅差の試合だったが、きっちりと勝利をモノにした塚田は流石だった。

今大会から自らのジム「SPANDAU」を立ち上げて心機一転の塚田。その試合を勝利で飾り、いいスタートとなったといっていいだろう。