KIT連続参戦・村井俊太が、"ベテラン"チャールズ・ガスパーから判定勝利

7月28日（日）、都内某所で開催された「買取大吉 presents KIT9」では、村井俊太（Evermove）とチャールズ・ガスパー（BJJ CORE JAPAN）による黒帯ライト級戦が行われた。

KIT連続参戦ですっかりお馴染みとなった村井と、ベテラン＝チャールズによるセミファイナル。試合は村井がすぐさまガードに引き込み、ラッソーやデラヒーバを作るも、その足がチャールズの顔に当たり、試合がストップした。

再開後、チャールズが強固なベースを活かして村井の足を弾くようにサイドへ出たが、村井も素早くリカバー。スパイダーからスイープに成功した村井がサブミッションの機会を窺ったが、今度はチャールズが体を起こして上下を入れ替えた。

再びコンバットベースからパスを狙うチャールズに対し、村井はラッソー、スパイダーなど自身の左足を自在に操り、崩しにかかったが、本戦の8分間が終了した。

4分間の延長戦に突入すると、チャールズは胴タックルで村井の引き込みにテイクダウンを合わせたように見えたが、村井の引き込みが先と判断され、上下が成立。村井はスパイダー＋シントゥシンでチャールズの足を払って三角絞めを狙ったが、これは不発。それでも50/50の態勢から揺さぶりをかける村井は、ベースは強固ながら防戦一方となったチャールズからレフェリー判定3-0で勝利を挙げた。

勝った村井は、「沢山勉強させてもらった」とチャールズを称えつつ、「強くて若くて世界を狙える選手が沢山いる中で、僕の（応援）チケットを買ってくれる。選手冥利に尽きる」と感謝の言葉を述べた。