ヨーロピアン初出場のジュニオール・ナガセ「いざ試合が始まれば自分の動きができると思うので大丈夫」
ヨーロピアン初出場のジュニオール・ナガセ「いざ試合が始まれば自分の動きができると思うので大丈夫」
ASJJF選手インタビュー
1/18-26までの9日間に渡り、ポルトガルのリボンで開催されているIBJJFヨーロピアン2025。
今大会に初出場するジュニオール・ナガセ(EVOX BJJ)のインタビューを紹介する。
ジュニオールは今秋に紫帯に昇格したばかりだが、昨年末に開催されたASJJFセントラルジャパンで紫帯昇格後3大会目にして初優勝し、勢いに乗っている。
キッズ時代から柔術をやっており、柔術歴も長いジュニオールのヨーロピアンへの意気込みをASJJFセントラルジャパンの大会後に聞いた。
──紫帯初優勝おめでとうございます。3大会目にしてやっと金メダル獲得となりました。
ジュニオール:ありがとうございます。今日は一本勝ちで優勝できてよかったです。
──紫帯の初戦はASJJFのアジアオープンでした。
ジュニオール:あの試合は紫帯で初めての試合だったので緊張してしまい、自分の動きができませんでした。結果的に負けたんですが、相手のことではなく自分の問題で負けたと思っています。次に戦えば勝てると信じています。
──2大会目はJBJJF全日本でしたが、ここでは準優勝でした。
ジュニオール:決勝戦までは勝ち進めましたが、最後の試合で負けてしまいました。5-4の1点差での負けで、とても悔しいです。パスされてしまったのでガードの練習をもっとしていきたいと思っています。JBJJFはIBJJFルールで、アドバンテージがあったりレフェリー判定があるので、そういった違いも考えながら次は優勝できるように頑張ります。
──そして今大会ではワンマッチ決勝戦で一本勝ちで優勝でした。
ジュニオール:相手はマスターの選手だったのでスピードとスタミナを使って戦おうと思っていました。その作戦通りに試合ができて腕十字で極めるとことできました。よかったです。
紫帯デビュー戦のASJJFアジアオープンでは準優勝だった。
2戦目はJBJJF全日本で、ここでも準優勝。惜しい試合だった。
念願の初優勝はASJJFセントラルジャパン。ワンマッチ決勝戦で一本勝ちして金メダル獲得。
──いい形で2024年を締めくくりました。そしてIBJJFヨーロピアンに出場します。
ジュニオール:初めて海外で試合をするので、緊張していますが、いい結果を残せるように全力を尽くします。マクドナルドとコンビニでアルバイトして渡航費を貯めてきました。それでもまだ足りないので、その分は父に助けてもらって行くことができます。ありがとうございます。
──ヨーロピアンにはどんなイメージがありますか?
ジュニオール:参加者が多くてレベルが高い大会だと思います。今回はEVOX BJJのチームのみんなと遠征するので、みんなでいい成績を残したいです。すでに緊張してますが、それは試合の直前までで、いざ試合が始まれば自分の動きができると思うので大丈夫だと思います。
──ジュニオールは家族みんなで柔術やっていますね。
ジュニオール:そうです。父のラファエルで黒帯、母のジョサが茶帯です。そして僕が紫帯で、弟のルアンが青帯、妹のミレーナも青帯で、一番下の妹のカロリーネは橙帯です。年末年始はジムでの練習がないので、家でみんなでマットを敷いて練習する予定です。
──ではヨーロピアンへの意気込みをお願いします。
ジュニオール:初めての海外の試合ですが、絶対に優勝します。頑張ります。
家族みんなで柔術をやっているナガセファミリー。家族の期待を背負ってヨーロピアンに挑む。