ボンサイの新鋭、ラファエル・ユージ・ペレイラで全試合一本勝ちでWゴールド獲得
ボンサイの新鋭、ラファエル・ユージ・ペレイラで全試合一本勝ちでWゴールド獲得
ASJJF COPA DUMAU 2024
7月の3連休の最終日である7/15(祝)に愛知県名古屋市の愛知県武道館で開催されたASJJF主催の「COPA DUMAU 2024」。
現在のASJJFの前身であるドゥマウの元はドーギブランドで、そのドーギのプロモーションのために大会を開催し始めたのが2003年のこと。
それからドゥマウ主催の大会としてドゥマウインターナショナル、コパドゥマウ、ドゥマウGPなどドゥマウの名を冠した大会が数多く開催されていった。
その後、大会運営の組織がドゥマウからASJJFに再編された際に、現行のASJJFとして引き続き開催されているのがドゥマウインターナショナルとコパドゥマウの2大会となっている。
国際大会として海外から選手を招聘して開催されていたドゥマウインターナショナルに対し、招聘選手などはなく、あくまでもイチ国内大会として行われていたのがコパドゥマウだった。
その基本方針は現在も引き継がれており、今大会も中部エリアの日系ブラジリアンたちを中心に様々な顔触れが揃った。
そんなドゥマウ主催大会の生き残り的なコパドゥマウでMVP的な活躍をしたのがラファエル・ユージ・ペレイラだ。
ラファエルはボンサイ柔術の滋賀支部所属のティーンエイジャーで、現在は紫帯ながらMMAと並行して柔術をやっている選手。
今大会ではフェザーとオープンクラスの全試合一本勝ちでWゴールドを獲得しており、極めの強さは特筆モノだった。
特にオープンクラスでは体格差のある選手相手に序盤は劣勢になりつつも逆転して一本勝ちするというのいくらポイントでリードされてても極めれば勝てるという柔術の醍醐味を体現したような試合だった。
ラファエル・ユージ・ペレイラは今後も活躍していくのは必至で、この名前は覚えておいた方がいいだろう。
アダルト紫帯フェザー決勝戦
〇ラファエル・ユージ・ペレイラ / ボンサイ
vs
×徳弘拓馬 / stArt
ともにMMAと柔術を並行して行う新鋭同士のワンマッチ決勝戦は腕十字を極めたラファエルが一本勝ち。
アダルト紫帯ミドル決勝戦
〇グスタボ・ツボネ / INFIGHT JAPAN
vs
×レオナルド・マサト / RRT
群馬のグスタボ、静岡のレオナルドの日系ブラジリアン対決は絞めを極めたグスタボがタップを奪って優勝。
アダルト紫帯オープンクラス決勝戦
〇ラファエル・ユージ・ペレイラ / ボンサイ
vs
×グスタボ・ツボネ / INFIGHT JAPAN
1回戦を一本勝ちして決勝戦に勝ち上がったラファエルとグスタボの一戦はパスされながらもリカバリーし逆転の腕十字を極めてラファエルが優勝、Wゴールド獲得。
フェザーのワンマッチ決勝戦とオープンクラスの2試合で全試合一本勝ちで優勝してWゴールド獲得のラファエル・ユージ・ペレイラ。7/28にはWARDOGでMMA、8/10はコパ・ブルテリアで柔術、9月はADCC広島でグラップリングマッチに挑む。
ジュブナイル青帯ライト決勝戦
〇エイトル・アモリン / INFIGHT JAPAN
vs
×ジョウ・タシロ / Impacto BJJ
群馬から愛知に遠征して大会出場したエイトル、決勝戦は腕十字を極めて一本勝ちして優勝。エイトルは7/28に開催の「KIT9」にも出場予定だ。
ジュブナイル青帯ミドル決勝戦
〇ジョアオ・コバヤシ / カーロストヨタBJJ
vs
×ピエトロ・エガシラ / BASE BJJ
いまメキメキと実力を伸ばしているジョアオは極めが強くなってきた。この決勝戦も三角絞めで極めての一本勝ちだった。
ジュブナイル青帯オープンクラス決勝戦はクリスチャン・マツオとジョアオ・コバヤシのカーロストヨタBJJでクローズアウト。クリスチャンはフェザーでも優勝しておりジュブナイル青帯Wゴールドとなっている。
女子アダルト青帯ライトフェザー決勝戦
〇山下明梨 / Jiu Jitsu Gym Trinity
vs
×アナベラ・リンカ・ウォーカー / Leos Jiu Jitsu Academy
今大会の前日には広島のピースカップに出て優勝しているアナベラだが、この試合では山下に腕十字を極められ一本負けを喫した。
女子アダルト青帯オープンクラス決勝戦
〇ニコリー・セキタニ / セキタニ柔術アカデミー
vs
×ジェニファー・コバヤシ / クサノチーム
相変わらずの強さだったニコリーはライト&オープンクラスでジェニファーと2連戦し、どちらも腕十字を極めて2連勝。ノーギでもWゴールドで4つの金メダルを手にしている。