塚田市太郎「最近本気で仕事辞めようかと思ってる」
塚田市太郎「最近本気で仕事辞めようかと思ってる」
買取大吉 presents KIT9
7/28(日)、都内某所で開催される「買取大吉 presents KIT9」。
今大会に出場する塚田市太郎のインタビューを紹介する。
過去のKITに7回の出場歴があり、これは最多出場で、KIT2から連続出場中だ。
そして塚田はKITだけでなく、その他の大会にも積極的に出場しており、数多くの戦歴を誇る。
そんな塚田の「KIT9」出場に向けたインタビューをお送りする。
塚田市太郎「最近本気で仕事辞めようかと思ってる」
──塚田選手、いまKIT連続出場中で、今大会でも出場が決まりました。
塚田:旗揚げ2大会目の「KIT.2」から連続で出場させていただき本当に嬉しいです。普段から試合はたくさん出させていただいてますが、プロの試合となると、また違った張り合いがあって気合いが入ります。観ていただく皆さんに観る価値があったと思っていただける試合ができるように、しっかり練習頑張っていきたいです。
──前回の試合は浅井悠平と対戦し、延長戦のゴールデンスコアで勝利しました。その試合の感想はどうでしたか?
塚田:ゴールデンスコアで勝つ事ができて本当によかったです。パスガードで勝利だったのですが、ガードの強い選手だったので、相手のガードに合うテクニックをうまくチョイスできたと思います。序盤自分のやりたい動きにこだわり過ぎてしまったので、次の試合はもっと早く相手に合う技を選択できるようにしていきたいです。
「KIT8」浅井悠平をパスガードして勝利した塚田。盤石なトップゲームの強さはさすがだった。
──前回大会で自分の試合以外で印象に残った試合などありますか?
塚田:どの試合もとても面白くて控え室で、楽しませてもらいました。自分としては平田選手と村井選手の試合が素晴らしかったなと思いました。お互いの持ち味がうまく噛み合って最初から最後まで見応えがありましたね。メインの森戸選手とヨンアム選手の試合も非常に緊張感のある試合でハラハラしました。ヨンアム選手の粘り強いガードワークはとても参考になりましたね。自分も見習いたいと思いました。また森戸選手も、パスしづらいガードの中で冷静に確実に動くトップキープが勉強になりました。自分もマネしたいと思ってます。
──塚田選手はKITだけでなく通常の大会にも多数出場しており、テーマのある対戦相手を探すのが難しくなりつつあります。今後はどんな相手と試合していきたいですか?
塚田:今後試合したい選手は若い選手でも往年の名選手でも、誰とでも試合してみたいです。自分は今も連盟の大会などにマスターでもアダルトでも出場しているので、テーマや因縁めいたものはこれからも更新されていくと思っています。ここ最近で試合した選手達とKITのルールで試合したらどうなるだろうなんて考えると楽しくなってきますね。もちろんKITはプロのイベントなので観たい人がいないと成立しませんが。
──自分的にはアダルトとマスター、どちらのカテゴリーで試合をしたいとかありますか?
塚田:自分としてはアダルトでもマスターでも両方で試合したいですね。どちらも違う試合の組み立てや考え方があるので、そういうのをそれぞれ考えながら練習したり試合したりするのが楽しいです。でもだんだんアダルトは大変になってくるでしょうから、出られるうちにたくさんアダルトの試合に出たいですね。若い選手と試合するのは楽しいですからね。
──以前は深夜の個人トレーニングが話題になってました。仕事が終わってからジムで練習し、ジムでの練習が終わった23:00~夜中まで、個人で練習しているとか。いまの練習状況はどんな感じですか?
塚田:練習に関しては相変わらず深夜までやってますよ。寝るのはだいたい4時くらいです(苦笑)。練習が終わってからシャワー浴びたり、ギの洗濯とかもあるし。それで7時には起きて仕事に行ってますね。さすがに最近は本気で仕事辞めようかと思ってますよ。体が限界ですから。でも練習自体は調子いいですね。何のための練習かを具体的にして、求める能力を向上させることにフォーカスすれば、柔術という競技のレベルを押し上げる事に役に立つのを実感できます。柔術の技術に関しては日々新しくなっていきますから、それについていけるようにアンテナを張っていきたいですね。新しいことを知ることは非常に楽しいことですからね。技術の受け皿となる身体的な能力を上げて、高いレベルで柔術の技術を身につけられるようにしたいです。
──素晴らしい考え方であると同時に、その献身的な探究心は尊敬の一言です。ですがKITでは5勝2敗と勝ち越し中でありながらも、まだKITでは一本勝ちがありません。そのことについてはどうですか?
塚田:これだけKITに出させて頂いて、まさかの一本勝ち無しということに関しては、まさに不徳の致すところという気持ちでございます。日々の練習では一本を取るまでの流れを意識していますが、レベルが黒帯となるとなかなか一本まで辿り着くのが難しいという感じですね。ただ去年のJBJJF全日本マスターオープンでは階級別で戦った3試合のうち、2試合で一本勝ちができているので、極めが弱いというわけではないと思ってるので、今後のKITでも一本勝ちを狙っていきたいし、次こそ必ず極めて勝ちたいですね。
──では最後に「KIT9」に向けての意気込みをお願いします。
塚田:皆さんいつも応援していただきありがとうございます。今回もまたこの「KIT9」に出させて頂けるということに、本当に感謝しております。再びこういった貴重な体験ができるということに大きな喜びを感じております。自分はこの柔術という競技を楽しみ尽くすために毎日の練習をしているので、その成果を皆さんに観ていただければと思ってます!今回もまた応援よろしくお願いします!
買取大吉 presents
無観客&配信大会「KIT9」
日程:2024年7/28(日) 13:00試合開始予定
会場:都内某所
※オンラインPPVにてライブ配信
料金:前売 3000円 / 当日 3500円
■オフィシャルサイトはコチラから!