高校生オンリー大会「柔術甲子園」は初参戦の大嶋聡承がWゴールド
高校生オンリー大会「柔術甲子園」は初参戦の大嶋聡承がWゴールド
SJJJF × ISAMI 柔術甲子園
SJJJFとイサミがコラボして定期開催されている「柔術甲子園」は高校生を対象とした大会だ。
白帯から紫帯まで合同カテゴリーで開催される今大会はジュブナイル=高校生のみが出場可能で、今年から春と夏の年2回の開催となった。
今春開催された春季大会は女子カテゴリーの開催がなかったが、9月15日に行われた夏季大会では2階級が行われ、女子高校生柔術家の活性化にも一役買っている。
そんな中、今大会でMVP的な活躍したのが柔術甲子園初参戦の大嶋聡承だった。
大嶋は主にノーギ・グラップリングで名が知られた選手であるが、ギありの柔術ではキッズ以来の試合とのこと。
現在はジュブナイル紫帯というレアな帯色を巻き、今大会では階級のワンマッチ決勝戦とオープンクラスの2試合の合計3試合をフットロックの一本勝ちで極め切ってのWゴールド獲得。
この試合ぶりには大嶋のトレーニングパートナーでセコンドも務めたイゴール・タナベも満足げな表情だった。
そして女子カテゴリーではかのニコリー・セキタニが敗れる波乱があり、階級別ではニコリーに勝った渡辺花美が初優勝を果たした。
階級別で敗れたニコリーだがオープンクラスは取りこぼすことなく腕十字で一本勝ちし、金メダルを獲得している。
今大会で活躍していた選手たちの多くは来年からはアダルトカテゴリーで試合していくこととなるが、そこでも引き続き結果を残すことができるかに注目していきたい。
スーパーヘビー決勝戦
大嶋聡承 / 寿柔術
vs
グスタボ・ナカハラ / カーロストヨタBJJ
グスタボが階級を上げて実現したワンマッチ決勝戦は大嶋が得意とするフットロックを極めて一本勝ち。
オープンクラス決勝戦
大嶋聡承 / 寿柔術
vs
高本哲至 / 高本道場
オープンクラス1回戦でまたもグスタボと対戦した大嶋はフットロックで再び一本勝ち。続く決勝戦での高本にもフットロックを極めて勝利しWゴールド獲得。
柔術甲子園初参戦でWゴールド獲得の大嶋は高校生とは思えない貫禄。今後はアダルトでの試合ぶりが楽しみだ。
ライトフェザー決勝戦
吉村草太 / X-TREME EBINA
vs
浅井悠信 / グレイシーバッハジャパン
キッズ時代から数多くの戦績を残す吉村が1回戦を7-2で勝利し、決勝戦はサドンデスでスイープに成功して優勝。
フェザー決勝戦
井田徠 / Impacto BJJ
vs
田中大渡 / グレイシーバッハジャパン
春季柔術甲子園でも優勝している井田徠が今大会でも優勝して春夏連覇の快挙。試合ぶりも一本勝ちの連続の圧勝だった。
ライト決勝戦
髙橋瑞希 / Crowforest
vs
木暮仁 / ストライプルオハナ
3人巴戦となったこの階級は1回戦を絞めで一本勝ち、決勝戦は12-0というワンサイドゲームで圧倒した高橋が制している。
ミドル決勝戦
水谷謙太 / タイショー柔術アカデミー
vs
相良瑛大 / いわきK-3
選手の欠場によりワンマッチ決勝戦となったミドル級は本戦で決着つかずもサドンデスでスイープした水谷が勝利して柔術甲子園の春夏連続優勝を決めている。
女子フェザー決勝戦
渡辺花美 / ボンサイ
vs
小西綾乃 / グレイシーバッハジャパン
準決勝でニコリー・セキタニに12-0で勝利した渡辺が決勝戦では腕十字を極めて柔術甲子園初優勝。IBJJFアジアでも優勝しており、女子ジュブナイルのトップ選手だ。
女子オープンクラス決勝戦
コリー・セキタニ / セキタニ柔術アカデミー
vs
フィッツジェラルド・カヤ / CARPE DIEM KAMAKURA
階級別ではまさかの敗戦となったニコリーだがオープンクラスではしっかりと勝利。ワンマッチ決勝戦で投げからの腕十字のコンビネーションで瞬殺で優勝。
■今大会の主な結果はコチラから!