【白帯の君たちへ】第1回 全日本マスターってなによ?
【白帯の君たちへ】第1回 全日本マスターってなによ?
Column
皆さん、こんにちは。Jiu Jitsu NERD編集部です。
今回より、ブラジリアン柔術を始めたばかりの白帯の方を対象としたコラム「白帯の君たちへ」をスタートします。
年長の方もいらっしゃると思いますので、「君たちへ」なんてタイトルは失礼にあたるかもしれませんが、語呂が良く、パッと伝わりそうな感じがあり、このタイトルにさせて頂きました。
どうか、ご容赦下さいますよう宜しくお願い致します。
さて、このコラムでは、柔術を始めてはみたけど岡田准一さんを筆頭に、先輩達が何を話しているのかよくわからないし、テクニックやルールはもちろん、試合や慣習のことも全く知らないという方に寄り添った“白帯専用クラス”ならぬ“白帯専用コラム”です。
このコラムを通して、少しずつでも柔術の知識を得て頂き、皆さんの柔術ライフが充実されることを目的としております。
そんな第1回は、表題の通り「全日本マスター」について。
最近道場に行くと、色帯(白帯以外のことをこう呼びます)の先輩達が、いつも以上に張り切って練習しているように感じることはありませんか?
これは、日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF=JAPAN BRAZILIAN JIU-JITSU FEDERATION)が主催する「全日本マスター柔術選手権」(4月19日~21日)が近づいてきたからかもしれませんよ。
30歳以上を「マスター」と呼ぶ柔術にとって、この「全日本マスター」は、年に一度行われる、中年柔術家の頂点を決める大会でもあります。
前述した日本ブラジリアン柔術連盟(以後、「JBJJF」と呼びます)以外にも、柔術の大会を主催している団体はあり、別団体が催す“全日本大会”も存在するのですが、今年で18回目を迎えるJBJJFの大会を「マスター日本一」と位置付ける方は多いように感じます。近年は、3日間に渡って開催されるため、規模も大きくなりました。
また、マスターは30歳以上といっても、これには区分があります。
30~35歳:マスター1
36~40歳:マスター2
41~45歳:マスター3
46~50際:マスター4
51~55歳:マスター5
56~60歳:マスター6
61歳以上:マスター7
※生まれ年です
このように、柔術では、帯や体重だけでなく、年齢カテゴリーでも区分されるため、(例外はあるにしても)大体同じくらいの力量を持った方と戦うようにできているのですよね。これは柔術の良い面であると考えます。
そして、今年は大阪府の大浜だいしんアリーナが舞台ですが、時期も会場も毎年変わります。体育館が取れないという問題もあるようですが、去年は、2月に神奈川県の横浜武道館で行われ、一昨年は東京武道館でした。
出場エントリーは、4月3日までになっていますが、定員に達すると早期にエントリーを締め切るので注意が必要です。
なお、JBJJFで"全日本"と名が付く大会は、青帯からの出場になるため、白帯では出れません。
そんな折、SNSをフォローしている道場の先輩の中には、エントリー完了した申込み画面のスクショを貼って、出場アピールをしている方を見かけませんか?
個人情報ダダ漏れでちょっと心配になりますし、自己顕示欲が強く、ちょっと痛い人のように感じるかもしれません。私も以前はそう思っていました。
しかし、これは見方を変えれば、出場することを周囲に宣言することで自ら逃げ場を無くしているようにも感じられるのですよね。もちろん、そうでない人もいるとは思いますが、そこまでストイックになっている先輩をちょっと尊敬しますよね。
道場によって方針はあるでしょうけど、試合出場は強制されるものではありません。
試合出場も目標や挑戦の一つであるというだけですね。
Jiu Jitsu NERDは、皆さんそれぞれの柔術ライフを応援します。
では、また次回に。