マルキーニョスが電撃復帰で一本勝ち、決勝戦はボンサイ柔術でクローズアウト
マルキーニョスが電撃復帰で一本勝ち、決勝戦はボンサイ柔術でクローズアウト
JBJJF全日本マスター

2/28~3/2の3日間、群馬県高崎市の高崎アリーナで開催されているJBJJF主催の「全日本マスター」。
3日間の初日は各カテゴリーのオープンクラスが開催されたが、ここで注目の選手が出場していた。
それはボンサイ柔術のマルコス・ソウザだ。
マルコス・ソウザ=マルキーニョスは一昨年のIBJJFアジアでの試合を最後に大会出場がなかったが、今大会に突如エントリー。
「マルロンに熱心に誘われたんだ。日本で同じ大会に出て決勝戦をクローズアウトしたい、ってね。」とマルキーニョス。
マルロンはマルキーニョスの妹でサトシの姉にあたるクリスチアーニ・ユカリの旦那さんで昨年来日。
それ以降は日本を拠点にしており国内大会の主要タイトルを総ナメにしている強豪で、IBJJFアジアやSJJIFワールド、ASJJFアジア、マリアナスプロ東京などで優勝しており、日本での試合では無敗を誇っている。
そんなマルロンの願いを聞き入れて緊急参戦したマルキーニョスは現在40歳で、12月には41歳になる本来はマスター3の年齢カテゴリー。
だがマルロンの年齢カテゴリーであるマスター1黒帯のオープンクラスに出場し、初戦をパス&ニーインザベリーで攻めていき最後はサイドオポジションからアームロックを極めて一本勝ちすると、同じく初戦を一本勝ちしたマルロンと決勝戦をクローズアウト。
マルキーニョスがマルロンに勝利を譲って、マルロンが金メダルでマルキーニョスが銀メダルを手にしてボンサイ柔術で1&2フィニッシュで大会を終えた。
金メダルを手に笑顔のマルロンは「今日はマルキーニョスがとクローズアウトしたけど、来週はマリアナスプロ名古屋にムリーロ(タケシ・ソウザ=ソウザファミリーの末弟)と一緒に出るから、そこでもムリーロとクローズアウトしたいね」と語っていた。
今大会では義兄・マルキーニョスとクローズアウトし、来週は義弟・ムリーロと2週連続のクローズアウトを狙うマルロン。
来週のマリアナスプロ名古屋でのマルロンの試合ぶりにも注目だ。

マスター1黒帯オープンクラス1回戦で韓国から参戦してきたギル・セミン(トライフォース)を3:09 アームロックで極めたマルコス・ソウザ(ボンサイ柔術)が2年ぶりの試合復帰で快勝。

反対ブロックは1回戦を勝ち上がってきた三宅駿(グレイシーバッハ)に対し、わずか18秒でヒザ十字を極めたマルロン・ゴドイ(ボンサイ柔術)が決勝戦に勝ち上がり。

当初に狙い通りにボンサイ柔術でクローズアウトしたマルロンとマルキーニョス。決勝戦はマルキーニョスがマルロンに譲り、記録上がマルロンが優勝となっている。

マスター2黒帯オープンクラス決勝戦
○トーマス・ミッツ / CARPE DIEM JIYUGAOKA
vs
×高橋大記 / 草柔会岩手
1回戦でクレベル・コイケの兄であるクリスチャン・コイケに勝利したトーマスが決勝戦まで勝ち上がって、2:31 絞めを極めて優勝。

マスター3黒帯オープンクラス決勝戦
○白木大輔 / CARPE DIEM HOPE
vs
×ベ・ギルハン / CARPE DIEM
CARPEDIEMの支部長対決となったこの顔合わせは岐阜&名古屋代表のアマゾンが韓国・釜山代表で昨年のWゴールドのギルハンにテイクダウンを決めて2-0で勝利。

マスター4黒帯オープンクラス決勝戦
○ギマラエス・イトウ / 小川柔術
vs
×アレッシャンドレ・アバキアンツ / CARPE DIEM
JBJJF主催大会は初参戦という日系ブラジリアンのギマラエスがカルペディエムの広尾&世田谷でインストラクターをしているアバキアンツに2-0で勝利で優勝。

マスター5黒帯オープンクラス決勝戦
○小幡太郎 / T-GRIP TOKYO
vs
×坂東澄保 / パラエストラ北九州
得意とするクローズガードで攻めていた坂東だが、クローズを割られるとバックマウントを許し、4-0で小幡が制した。

マスター6黒帯オープンクラス決勝戦
○伊藤伸明 / パラエストラ小岩
vs
×デニス・ヨシダ / INFIGHT JAPAN
昨年のSJJIFワールドで対戦し1勝1敗の戦績だった両者がIBJJFルールで初対決。試合は0-0のノーポイントから3-0のアドバンテージ差で伊藤が辛勝。