ランジェル・ロドリゲス「目標はマスター3黒帯で世界チャンピオン」
ランジェル・ロドリゲス「目標はマスター3黒帯で世界チャンピオン」
ASJJF DUMAU INTERNATIONAL 2024
国内では貴重なヘビー級の柔術家であるランジェル・ロドリゲス。
ランジェルは静岡県富士市で自身のジム「RRT」を主宰しつつ、自らも大会で結果を残している。
そんな日系ブラジリアンの雄、ランジェルにインタビューを試みた。
──はい、RRTの代表、ランジェロ・ドリゲスさんです。まず柔術のこと聞きたいんですが、いつから柔術やってるんですか?
ランジェル:柔術は2004年の12月からやってます。
──それは日本で始めたんですか?
ランジェル:そうです。静岡県の富士市で、先生がまだ紫帯だったときに中学校の体育館の中でやってました。
──なんていうチームだったんですか?
ランジェル:そのときは、ちょっとはっきり覚えてないんだけど、結構名前変わったりしてたんですよね。一時期はブルドッグとか、いろんな名前があって、最終的にはグレイシーバッハ・ナガノのアロウド・コバヤシ先生の下でやってました。
──アロウド・コバヤシのグレイシーバッハ・ナガノのアソシエーションみたいな感じでしょうか。
ランジェル:そうですね。
──それで黒帯になったのはいつですか?
ランジェル:黒帯は正式にはもらったのは2017年ですけど、先生には2011年に黒帯の表彰式をやってもらって、ただIBJJFの登録ができなかったから、そのままずるずるいって、最終的には植松直哉先生にサインをもらって黒帯になりました。
──植松直哉先生は静岡県出身で縁があったんですね。それで最初2011年に黒帯をもらったのは誰にもらったんですか?
ランジェル:僕の先生であるアデミール・オオタ先生です。
──おお、アデミール・オオタですか。いまはブラジルに帰ってますね。
ランジェル:そうですね、いまはマットグロッソの方でジムをやっています。
──アデミール・オオタから黒帯をもらったのが2011年、それからサインをもらったりなんだりができなくて、2017年に植松さんにサインをもらって黒帯登録ができたと。
ランジェル:そうです。
──それでいまの自分の道場、RRTを作ったのはいつですか?
ランジェル:RRTを作ったのは2015年くらいです。
──そのRRTというジムの名前の由来を教えてください。
ランジェル:ジムをやっているのが僕と僕の兄貴でやってまして、僕はランジェルで兄貴がリカルドなんです。その2人の名前の頭文字をとって、リカルド・ランジェル・チームっていう形で、RRTですね。兄のリカルドはもう試合とか出てなくて引退していて指導だけですね。
──いまRRTと言うと紫帯ですごい頑張っている、レオナルド・マサトだったり、ビクトル・ロドリゲス、茶帯のイヴァン・ロドリゲスなど、いい選手がたくさんいますね。
ランジェル:いま試合に出ているメンバー、真剣にやっている人たちは10人くらいいるかなと思います。
──ランジェル、ビクトル、イヴァン、みんなランジェルだけど、家族なんですか?
ランジェル:はい、そうです。僕のお兄さんの子供たちで、甥ですね。イヴァンが兄で24歳、ビクトルが弟で22歳ぐらい。
──あとレオナルド・マサトもすごい頑張っていますね。
ランジェル:そうですね。レオナルドは力もあって体も大きいので、期待がすごいですね。
──ランジェルもいま自分で先生をやりながら試合に出て、すごい頑張っていますね。
ランジェル:やっぱり試合が好きなんで、教えるのも好きですけど、やっぱり続けて試合に出ていきたいなという気持ちがまだ収まらないですね。
──一昨年、JBJJFの全日本のアダルトで優勝して、全日本マスターも優勝して、2つの全日本チャンピオンになりました。その時の成績はどうでしたか?
ランジェル:自分の充実ライフの中だと一番ベストな戦績だったですね。その時にIBJJFアジアも出ればよかったんですけど、怪我とかあって出れなくて。それがちょっと残念でしたね。ただ成績としては最高によかったです。
──先日は沖縄行ってましたね。イヴァン・サカモトの道場は何か用事があって行ったんですか?
ランジェル:イヴァン先生に招待されて1週間練習しつつ、ASJJFの沖縄オープンに参加するということで招待されました。自分は会社で働きながら柔術やっているんですけど、あの1週間は柔術のみで生活をしてたので、その時はすごい良い経験でした。いずれは柔術だけで生活できるような環境が整えられれば、それが理想なんですけど、現状はそうじゃないので、今の状態を継続していきたいと思います。
──では最後にこれからの目標を教えてください。
ランジェル:これからの目標はいま減量とかもしつつ、目標はマスター3黒帯で世界チャンピオンになることです。
──それに向けて頑張ってください。
ランジェル:ありがとうございます。