ASJJFの“A”はアジアのA=ASJJFのアジアオープンが名古屋で開催
ASJJFの“A”はアジアのA=ASJJFのアジアオープンが名古屋で開催
ASJJF ASIAN OPEN 2024
昨年から開催されるようになったASJJF版のアジアオープン。
ASJJFの“A”はアジアのAなのだが、ASJJFはアジアを冠する大会をアジアオープンとアジアカップの2大会で定期開催中だ。
今年のアジアオープンはいまや中部エリアの定番となりつつある愛知県武道館で開催され、ノーギ・キッズ・アダルト&マスターを11月2日の一日のみで行っている。
ノーギでは黒帯昇格したばかりの渡部修斗が黒帯デビュー戦を行い、柴田宏太にRNCで一本勝ち。
さらにギレルメ・ナカガワ、シャビエル・シウバも決勝戦を一本勝ちで制しており、極めの強さを発揮していた。
そしてギではアダルト黒帯はミドル級のワンマッチ決勝戦のみが行われ、ここではムリーロ・タケシ・ソウザが柴田宏太にヒザ十字で秒殺一本勝ちで優勝している。
またマスター2黒帯ではランジェル・ロドリゲスが階級&無差別を制してWゴールドを獲得しており、同カテゴリーでは敵無しの快進撃を継続中だ。
特筆モノだったのは濱田利通で、アダルト紫帯でWゴールド獲得。
濱田は高専柔道から柔術に転向してきた選手で持ち前の粘り強い寝技を駆使し、オープンクラス決勝戦ではバッグを奪われるピンチを脱して逆転の一本勝ちをするなど、階級&無差別の全試合を一本勝ちしての2階級制覇はお見事だった。
ノーギ・アダルト黒帯ライトフェザー決勝戦
渡部修斗 / ストライプル新百合ヶ丘
vs
柴田宏太 / Impacto BJJ
黒帯デビュー戦の渡部はノーギのみの参戦で鮮やかなバックテイクからRNCを極めて一本勝ち。
ノーギ・アダルト黒帯フェザー決勝戦
ギレルメ・ナカガワ / ボンサイ柔術
vs
アリストテレス・オキヤマ / Impacto BJJ
いまMMAで活躍するギレルメもノーギのみで試合出場し、フットロックで秒殺一本勝ちを収めた。
アダルト黒帯スーパーヘビー決勝戦
シャビエル・シウバ / EVOX BJJ
vs
カル・ローソン / CARPE DIEM JIYUGAOKA
最近はノーギにもチャレンジしているシャビエルだが、スタンドでの攻防を制してテイクダウンすると腕十字で極めた。
アダルト黒帯オープンクラス決勝戦
シャビエル・シウバ / EVOX BJJ
vs
ロッキー・マルチネス / SPIKE 22
グアムから参戦のロッキーとシャビエルの無差別決勝はシャビエルが判定勝ちしてWゴールドを獲得している。
アダルト黒帯ミドル決勝戦
ムリーロ・タケシ・ソウザ / ボンサイ柔術
vs
柴田宏太 / Impacto BJJ
IBJJFのアジアでは3位になったムリーロだがASJJFのアジアではヒザ十字で一本勝ちで金メダル。
マスター2黒帯オープンクラス決勝戦
ランジェル・ロドリゲス / RRT
vs
チャン・ソンヨン / ムスタング柔術
階級&無差別と2度の対戦となったランジェルとチャンだが2試合ともランジェルが一本勝ち。ランジェルの極めの強さが際立っていた。
アダルト紫帯ライトフェザー決勝戦
ジオゴ・タダ / INFIGHT JAPAN
vs
ジュニオール・ナガセ / EVOX BJJ
色帯のベストマッチだったジオゴとジュニオールの若手対決はアグレッシブに攻め続けたジオゴが接戦を制した。
アダルト紫帯オープンクラス決勝戦
濱田利通 / 吹田柔術
vs
グスタボ・ツボネ / INFIGHT JAPAN
ヘビー優勝のグスタボとスーパーヘビー優勝の濱田のチャンピオン対決はバックを奪われるなどしてピンチに陥った濱田が逆転の絞めで一本勝ちしWゴールドを手にした。