ASJJFの春の祭典でパンクラシスト・藤田大が黒帯Wゴールド獲得
ASJJFの春の祭典でパンクラシスト・藤田大が黒帯Wゴールド獲得
ASJJF TOKYO SPRING 2024
2/10-11の2日間に渡り、東京・大久保のGENスポーツパレスにてASJJF主催の「トーキョースプリング2024」が開催された。
今大会はASJJF主催の2024年初大会で、会場のGENスポーツパレスはリングが常設されているプロ大会の会場としてお馴染み。
柔術大会ではそのリングを撤去してマットを設置しての開催で、4面×2日間で行われた今大会は選手&観客で超満員となるほどの盛況ぶりだった。
今年度もいつも通りにキッズ・アダルト・マスターの他にノーギも同時開催し、各カテゴリーで熾烈な戦いが繰り広げられていた。
ここで活躍していたのがアダルト黒帯でWゴールド獲得の藤田大で、今大会では初対決となる日系ブラジリアンの強豪であるクレイトン・マノエルとの試合が注目されていた。
結果を先にいえば初戦となったスーパーヘビーの決勝戦を藤田が終始圧倒して勝利したが、このクレイトンとは階級&無差別で2回の対戦のチャンスがあったものの、階級別の試合で負傷したクレイトンがオープンクラスを棄権。
そのため藤田はオープンクラスを戦わずして不戦勝で優勝してWゴールドとなっている。
昨年12月に開催されたASJJF主催のプロ柔術「ART」では森戸新士に惜敗した藤田だが、今年の幕開け大会でWゴールド獲得し、幸先のいいリスタートを切ったと言えるだろう。
■アダルト黒帯オープンクラス決勝戦
藤田田大 / パラエストラ千葉
vs
クレイトン・マノエル / Impacto BJJ
アダルト黒帯のスーパーヘビーとオープンクラスの2階級で対戦した両者は藤田が2連勝でWゴールド獲得。スーパーヘビーは11-0で、オープンクラスはクレイトンの負傷棄権で不戦勝となる。
■アダルト茶帯オープンクラス決勝戦
デヴィッド・ヌネス / INFIGHT JAPAN
vs
ケビン・ベルトラン / ねわざワールド小江戸
アダルト茶帯はデヴィッドがWゴールドで階級&無差別とも同じ顔合わせの対戦に。ミディアムヘビーは絞め、オープンクラスはトーホールドでケビンを一蹴。
■マスター2黒帯オープンクラス決勝戦
高本裕和 / 高本道場
vs
アラン・テレゾ / Impacto BJJ
今大会が黒帯デビュー戦だったアランはいきなりワールドマスター王者・高本との対戦になり、防戦一方の試合展開で最後は高本の得意技・カーフスライサーで一本負け。
■マスター1黒帯オープンクラス決勝戦
ジエメルソン・ハッタ / Impacto BJJ
vs
片岡裕貴 / AXIS一宮
しばらく試合から離れていた間にずいぶんとウェートアップしていたジエメルソン。色帯時代はライトフェザーで現在は100kgほどの体重だという。だが試合はきっちり勝利したのはさすが。
■アダルト紫帯ライトフェザー決勝戦
横山源太 / Swells柔術ジム
vs
ジオゴ・タダ / INFIGHT JAPAN
横山3兄弟の末弟・源太は決勝戦を三角絞めによる一本勝ちで優勝。髪の毛をブリーチし金髪でイメチェンしての大会出場でビジュアルを一新。
■アダルト紫帯オープンクラス決勝戦
レオナルド・マサト / RRT
vs
永尾澪 / CARPE DIEM SENDAI
ミドル優勝の永尾とヘビー準優勝のレオナルドのメダリスト同士の対戦となったオープンクラス決勝戦は激戦の末にレオナルドが勝利し金メダル獲得。
■ジュブナイル青帯オープンクラス決勝戦
髙橋瑞希 / Crowforest
vs
佐野カイラ / AXIS
佐野はフェザーで、髙橋はライトで優勝しているチャンピオン対決は2-0で髙橋が制してWゴールド。現在のジュブナイル青帯で突出した実力を見せている髙橋は今後も注目だ。
■女子アダルト青帯オープンクラス決勝戦
ニコリー・セキタニ / セキタニ柔術アカデミー
vs
柳朝海 / MASTER JAPAN TOKYO
驚愕の試合ぶりだったニコリーvs柳の初対決はニコリーがクローズドから絞めを極めて秒殺一本勝ち。JBJJF全日本王者の柳を極めてしまうニコリーの極めの強さは特筆モノだ。
■ノーギ・ジュブナイル青帯オープンクラス決勝戦
佐野カイラ / AXIS
vs
ヘイトル・アモリン / Impacto BJJ
ASJJF主催大会はノーギも毎回同時開催中。ギありでは準優勝だった佐野がノーギでは優勝し、ジュブナイル青帯オープンクラス制覇で雪辱を晴らした。
■ASJJF「TOKYO SPRING 2024」主催者発表の公式結果はコチラから!