渡部修斗、ARTフィリピン大会で快勝!! 今後は「全部一本で極めます」
渡部修斗、ARTフィリピン大会で快勝!! 今後は「全部一本で極めます」
ASJJF ART 4
11月17日(日)、フィリピン・セブのCLUB FLEXでは、ASJJF主催のプロ柔術「ARTフィリピン4」が開催された。
今大会で黒帯デビュー戦に臨んだ渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)は、クアン・ウォン(CHINA NEW BASE)を相手にマスター黒帯ライトフェザー級ワンマッチに出場。試合タイムにして1分強、得意のマジカルチョークを極めて快勝した。
試合後の渡部に、今大会の振り返りやクアン戦に向けた練習のこと、今後の目標について話を訊くことができた。
――まずは黒帯デビュー戦での勝利、おめでとうございます。
渡部:ありがとうございます。
――さっそく試合を振り返って、感想を教えてください。
渡部:今回は初めて柔術のプロイベントで海外に来て、相手選手もかなり強い選手というのは知っていたので厳しい戦いになると思っていたのですが、結果的に一本で勝てて良かったなって思っています。
――対戦相手のクアン・ウォン選手について、戦う前と後の印象はどうだったでしょうか?
渡部:試合前はガードワークがすごくて、デラヒーバからベリンボロ、バック奪って襟で絞めるというのが得意な選手だったので、とにかく捕まらないことを意識しました。
最近はポイントを取りにいって、自分から近づきにいっちゃってたので今回はポイントを気にしないで一本にこだわろうと思って自由に好き勝手動こうと思っていたので、それが良かったのかなと思っています。
――実際に試合をしてみて、当初のゲームプランは実行できましたか?
渡部:事前のゲームプラン通りでしたね。セコンドの奥さんと話した通りに、とにかく捕まらないこと。捕まったらガードを切る練習もしていたんですけど、まず捕まらないことと、スピードで翻弄してバック取って極めにいくっていう作戦通りにハマったので良かったと思います。
――フィニッシュは、リアネイキドチョークということで、いつもやっている得意技がそのまま出ましたね。
渡部:あれがマジカルチョークですね。分かってても、かかっちゃうのでマジカルチョークです(笑)
動きはいつも通りでした。グラップリングの動きが柔術でできたのが良かったですね。ただ、ギの練習もしているので、これからはしっかり道着の技術とかも試合で使えたらと思っています。
――リアネイキドチョーク(マジカルチョーク)ということなんですけど、襟を使わずにグラップリングと同様、ダイレクトにチョークを極めました。
渡部:とにかく自分は襟を使うのが苦手なので、グラップリングと同じ絞めをやっている感じなんです。
――最近はパラエストラ川崎でも練習を始めていますよね。そこでの練習はどんな感じですか?
渡部:スパーリングを中心にやっているんですけど、色んな選手がいて、色んなタイプとできますし、スパーリング後は北出先生に自分の分からない点、反省点を聞いて、居残りで技術練習をさせてもらっています。
今回も分からないことを対策でやってもらったので、それがすごく良かったですね。
――これから柔術の方もやっていくということですが、目標などはありますか?
渡部:まずはグラップリングに重きを置いているので、グラップリングで海外で戦っていきたいなと思いますし、あとはギですね。まだ黒帯になったばかりですし、柔術の結果は全然ないんですけど、これからギのほうもしっかり練習して国内のトップ選手と戦っていけるくらいの実力を身につけていきたいと思います。
――今週末には黒帯2戦目のブルテリアオープンもあります。
渡部:そうですね。今度は黒帯で初めてのトーナメントで、ワンマッチではあるんですけど、しっかり勝って、優勝という形をしっかり持ってきたいと思っています。
――今後もMMAもギもノーギも頑張ってください。
渡部:はい、ありがとうございます。頑張ります。全部一本で極めます。