フィリピン・セブで開催のプロ柔術「ARTフィリピン.4」で日本勢が激勝
フィリピン・セブで開催のプロ柔術「ARTフィリピン.4」で日本勢が激勝
ARTフィリピン.4
ASJJFが主催するプロ柔術「ART」は日本国内では開催休止中だが、フィリピン・セブでは「ARTフィリピン」として年に2回が定期開催されている。
「ARTフィリピン」は毎回日本から選手を招聘してフィリピンを代表する選手と国際戦を組んでおり、過去には石黒翔也や高本裕和らが参戦してきた。
そして4回目の開催となった今大会では日本から総勢20名以上の選手が大挙参戦し、その他にも中国や韓国、グアムからも選手が派遣され、フィリピンvsワールドというインターナショナルなマッチメイクで話題となった。
日本から参戦した選手たちはASJJFランキングの上位ランカーたちであり、その実力者ぶりは折り紙付の猛者たちだけに、一本勝ちの連続で好成績を残した。
終わってみれば日本勢の戦績は20勝1敗というかつてない大勝ぶりでフィリピンに「日本強し」を大きく印象付けている。
これからの「ARTフィリピン」は年に1回の開催となるが、また次回大会も日本からの選手を大量招聘する予定とのこと。
なので今大会に参戦したい選手たちはASJJFの大会でランキングのトップになれば、フィリピン行きの道は自ずと開かれていくことだろう。
11/17(日)、フィリピン・セブのCLUB FLEXで華々しく開催されたASJJF主催のプロ柔術「ARTフィリピン.4」。クラブの中にマットをセッティングして試合が行われた。
大会のメインはアダルト黒帯ミディアムヘビーのアンソニー・クルーズ(カーウソングレイシーグアム)vsキム・ブンジュン(OVERLIMIT BJJ KOREA)のグアムvs韓国の国際戦。試合は2:17 絞めを極めたアンソニーが勝利。
選手の欠場で急遽実現したマスター黒帯ミディアムヘビーのCARPE DIEM対決。ラファエル・モア(CARPE DIEM SINGAPORE)はシンガポール、白木大輔(CARPE DIEM HOPE)は岐阜の代表。結果はアマゾンが15-0で圧勝。
意外なほど接戦となったマスター黒帯ミディアムヘビーのノルベルト・ロザリオ(FIGO'/ BONSAI)とヨースキ・ストー(Impacto BJJ)のグアムvsフィリピンの顔合わせは思わぬ苦戦となったが2-0でヨースキ勝利。
鮮やかな腕十字をジョーイ・レピテン(デフタック・シックスブレイズ)に極めた村田良蔵(Yawara)がマスター黒帯ミドルで1:04 腕十字の秒殺一本勝ち。
SJJIFワールドで優勝している中国人黒帯のレンシン・タン(OVERLIMIT BJJ CHINA)が江木伸成(Leos Jiu Jitsu Academy)絞めを極め、3:01 一本勝ちでマスター黒帯ライトフェザーの試合をを制す。
グラップリングで名を馳せる渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)がギ・マッチで参戦。マスター黒帯ライトフェザーで中国から参戦のクアン・ウォン(CHINA NEW BASE)を得意のマジカルチョークで1:06 一本勝ち。
本来ならメインイベントに出場予定だったジエゴ・エンリケ(CARPE DIEM MITA)だが、対戦相手の欠場でエキシビジョンマッチで参戦。試合後のマイクで「次回大会で誰でもいいから試合を組んで欲しい」と連続参戦をアピール。