山田が積極果敢なアタック見せるもノンストップバトルはマイサに軍配
山田が積極果敢なアタック見せるもノンストップバトルはマイサに軍配
ONE FIGHT NIGHT 20
3月9日(土)タイ・バンコクのルンピニースタジアムでは「ONE FIGHT NIGHT 20」が行われ、山田海南江(IGLOO)とマイサ・バストス(Art of Jiu Jitsu)がアトム級サブミッショングラップリングマッチで対戦した。
© ONE Championship
緊張した面持ちの山田に対し、マイサは無表情で入場。10分で行われた一戦は、相四つから山田が首を抱えにいくと、マイサが飛びつくように引き込んだ。
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スタックパスを狙った山田に対し、マイサも三角を狙う。序盤から動く両者だったが、マイサは足の取り合いになるや、カーフスライサーから山田の足を捌いて流れるようにバックを奪った。
しかし、マイサのフェイスロックのような絞めから逃れた山田も、シットガードのマイサにアタックを仕掛けていく。ニーカットで膝を入れても足が絡みついてくるマイサは、デラヒーバからベリンボロで上になったが、山田も負けじと下から足を取りにいって再び上になり、怯むことなくアタックへ。
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それでもマイサは、足を利かせながら時折フットロックなどを絡めて、それ以上の侵攻を許さず。残り1分30秒、最後の勝負とばかりに、これまで以上のスピードでパスを仕掛けた山田だったが、マイサもインバーテッドを駆使してこれを防ぐと、山田から足関節を狙ったところでノンストップの10分間が終了した。
判定は3-0でマイサに軍配。技術で山田を翻弄したマイサであったが、世界王者を相手にアグレッシブに攻め続けた彼女の戦いは、その名を上げるに相応しいものではなかったか。
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■アトム級サブミッショングラップリングマッチ
〇 マイサ・バストス(Art of Jiu Jitsu)
vs
× 山田海南江(IGLOO)
判定3-0