人気ブランド「リバーサル」の名を冠した大会が初の東京開催に
人気ブランド「リバーサル」の名を冠した大会が初の東京開催に
SJJJF「1st reversal cup in TOKYO」
「柔術甲子園」の翌日の4/29(祝)は同会場にて「1st reversal cup in TOKYO」が行なわれた。
2日連続の大会開催で初日がキッズ&高校生の「柔術甲子園」、2日目がオトナの「reversal cup」となっている。
この「reversal cup」はこれまで九州や北海道で開催されていたが、東京開催は今大会が初めてで、大会参加者にはreversalの特製Tシャツも贈呈され好評だった。
試合はアダルトカテゴリーは黒帯は試合がなく、茶帯が1階級、紫帯も2階級のみが行なわれた。
そして女子のアダルトは青帯と白帯のみとなっていた。
そこで活躍していたのが紫帯ライトフェザーで優勝した高橋逸樹だ。
高橋は2021年に初開催された「柔術甲子園」の優勝者で、ジュブナイルからアダルトになった今もトップ選手の一角として活躍中の選手。
今大会では鮮やかなバックテイクから絞めを極めて一本勝ちしてワンマッチ決勝戦を制している。
高橋は今月末には渡米してロサンゼルスのロングビーチで開催されるブラジリアン柔術の世界大会であるムンジアル出場を控えており、その試合に向けて好調ぶりを見せていた。
また女子のアダルト青帯でWゴールドを獲得した後藤飛名は今大会が柔術デビュー戦でありながらもライトフェザー&オープンクラスの4試合のうち、3試合を一本勝ちして優勝。
北大柔道部出身で寝技主体の高専柔道を経て柔術にチャレンジしてきた後藤が柔術初参戦でWゴールド獲得で、その表彰台で紫帯を巻かれている。
このように若い選手たちの活躍ぶりが目立っていたリバーサルカップの東京大会、今後も日本各地で定期開催の予定とのことだ。
アダルト紫帯ライトフェザー決勝戦
〇高橋逸樹 / CARPE DIEM MITA
vs
×山下祐 / トライフォース東中野
記念すべき第1回目の柔術甲子園優勝者の高橋がアダルト紫帯に参戦。常に先手で攻めていき、最後まで攻め切って一本勝ちした高橋は5分ジャストで絞めを極めて優勝。
女子アダルト青帯ライトフェザー決勝戦
〇後藤飛名 / 格闘技ジムFCY's
vs
×立花千春 / Yawara
女子アダルト青帯でWゴールドの後藤は北大柔道部出身で今大会が柔術デビュー戦だったが4試合中3試合を一本勝ちし、表彰台で紫帯を巻かれた。
アダルト茶帯フェザー決勝戦
〇石原健流 / ストライプル取手
vs
×岩崎一志 / X-TREME EBINA
この2人に清水大樹を加えた3人巴戦を制した石原は決勝戦を2-0で勝利しての優勝。危なげない試合運びを見せていた。
マスター2茶帯ライトフェザー決勝戦
〇ホベルト・マツオ / カーロストヨタBJJ
vs
×橋本圭佑 / フィジカルスペース
過去の戦績は1勝1敗のイーブンの決着戦はサドンデスで橋本がテイクダウンしたが、ビデオ判定になって判定が覆ってホベルトの逆転勝ちとなる。
女子マスター4茶帯フェザー決勝戦
〇向井奈津子 / Holoimua
vs
×砂川久美子 / 上野御徒町ブラジリアン柔術部
ガードワークに定評がある向田が今大会では相手が先に引き込んでトップゲームとなったが、パスガードを決めるなどして7-0で勝利。
女子アダルト青帯ライト決勝戦
〇柳朝海 / MASTER JAPAN TOKYO
vs
×ヨハンナ・シュテーレ / スパークルー
大会常連の柳はワンマッチ決勝戦で盤石の一本勝ち。得意のパスガードを炸裂させ絞めを極めた。
女子アダルト青帯フェザー決勝戦
〇松川有佐ジェーン / TRIBE TOKYO MMA
vs
×吉永さくら / パラエストラ岐阜
大会前日の柔術甲子園では優勝した橙帯の吉永がアダルト青帯の試合にチェレンジしたがサドンデスで松川のテイクダウンに敗れ2日連続優勝ならず。
パラ柔術・青紫帯ライトヘビーで優勝したのは阿部武蔵(Yawara)で、清野義人(NRCDねわワ倶楽部)、河野聖也(エストレーラ柔術ジム)を連破。SJJJF&ASJJFは定期的にパラ柔術の試合を組んでいる。