マイク・ファウラー率いるハワイ軍団が来襲&芝本幸司、まさかの敗戦
マイク・ファウラー率いるハワイ軍団が来襲&芝本幸司、まさかの敗戦
JBJJF横浜国際柔術選手権2024
3/20(水・祝)、神奈川県関内の横浜武道館で開催されたJBJJF主催の「横浜国際柔術選手権2024」は、その名の通りに海外から参戦してきた黒帯たちが多数出場していた。
これは往年の名選手で、アメリカ人黒帯の第一世代に当たる、マイク・ファウラー率いるハワイアン軍団だ。
現在はハワイのノースショア在住のマイクは現地で「ノースショアBJJ」を主宰しており、今回はそのチームメイトたちを引き連れての参戦だった。
大の親日家であるマイクはほぼ毎年のようにプライベートで来日しており、今年も例年通りに来日したが、ちょうど来日スケジュールに今大会の日程があったことから参戦が実現した。
かつてはアダルトでムンジアルなどにも出場していたマイクもいまや40代。今大会はマスター3黒帯ミドルのワンマッチ決勝に挑み、この試合を鮮やかなスィープからのキムラで一本勝ちし、優勝している。
その他にはアダルト黒帯ライトフェザーに出場した芝本幸司が初戦敗退する波乱があり、昨年のJBJJF全日本に続いての連敗は大きな衝撃があった。
JBJJF全日本10回優勝&殿堂入りのレジェンドである芝本は今大会に敗れたとはいえ、昨年のIBJJFアジア王者で、そのタイトルを引っ提げて今年は久しぶりにムンジアルに出場する。
今大会の敗戦をいかにvs世界挑戦の糧にできるかが課題といえる。
ハワイから来日して参戦のマイク・ファウラー(ノースショア柔術クラブ)はマスター3黒帯ミドルのワンマッチ決勝戦で大井暁明(パラエストラ千葉)の引き込みに対し、すぐにストレートアームロックを極めて1:01という短い試合時間で瞬殺。
アダルト黒帯ライト決勝戦の樋口翔己(パラエストラ吉祥寺)とルーカス・バッジオ(ノースショア柔術クラブ)は相手の一瞬の隙を突いてガードから腕十字を極めた樋口が4:59、一本勝ちで金メダル獲得。
アダルト黒帯ミドルもワンマッチ決勝戦で、この試合は得意のエゼキエルチョークを極めた藤田大(パラエストラ千葉)がデヴィン・パチェコ(アルパインJJ)に1:30で快勝。
柳井夢翔(リバーサルジム新宿Me,We)と後藤拓磨(トライフォース)の日本人対決となったアダルト黒帯ミディアムヘビー決勝戦は11-2で柳井が優勝。後藤は前回大会で優勝したが連勝ならず。
アダルト黒帯フェザーはワンマッチ決勝戦で、加古拓渡(GSB)が澤田伸大(トライフォース)に2-2/3-0で勝利。敗れた澤田だが本来はルースター~ライトフェザーで試合してるので大健闘だった。
ワールドマスター王者の高本裕和(高本道場)がマスター4黒帯ヘビー決勝戦で伊藤伸明(パラエストラ小岩)から16-0で完封勝利で優勝。高本は今年もワールドマスター参戦を予定しており、ミドル級で2連覇を狙う。
アダルト黒帯ライトフェザー1回戦で波乱。芝本幸司(トライフォース)が五味良太(X-TREME EBINA)のクローズドガードに苦戦し、2-2/1-1/ペナルティ3-2でまさかの初戦敗退に終わる。
アダルト黒帯ライトフェザーの決勝戦は芝本に勝利した五味良太(X-TREME EBINA)と篠田光弘(トライフォース)に勝って決勝戦進出の井手智朗(X-TREME柔術アカデミー)の対戦。試合は2-0で井手が勝利で優勝し、ムンジアル出場に弾みをつけた。
いまやベテランの宇野薫(UNO DOJO)がマスター4茶帯ライトに出場、2試合を勝ち抜いて見事に優勝。
■横浜国際柔術優勝「全日本マスターも出場する」の記事はコチラから!
チーム表彰は1位がトライフォースで2位が準地元のX-TREAME EBINA、3位には埼玉にジムがあるシュラプネル柔術アカデミーが入賞している。