上京&移籍して心機一転の後藤拓磨が韓国人選手に一本勝ちで優勝
上京&移籍して心機一転の後藤拓磨が韓国人選手に一本勝ちで優勝
JBJJF 関東オープン2024
JBJJF主催大会の2024年の幕開けはこの「関東オープン」からスタート。
毎度お馴染みの墨田区総合体育館にて開催された今大会は9:15開始の20:30終わりという超・長丁場の大会となった。
昨年から続いている大会の早期締め切り・満員御礼状態は今年も継続中で、その盛況ぶりは歓迎すべきことだろう。
試合はアダルト黒帯&茶帯のエントリーは少なかったが、マスター黒帯や女子カテゴリーでは見どころある試合も多く行われていた。
アダルト黒帯はウルトラヘビーの1階級のみのワンマッチ決勝戦で、昨年末にトライフォースに移籍してきた後藤拓磨が移籍第1戦に挑んだ。
本来はライト級の後藤だが、オープンクラスの実施がなかったためにウルトラヘビーに5階級も上げてエントリー。
試合は体格差をモノともせずに次々とポジションを奪っていき、最後はマウントからの腕十字でフィニッシュ。移籍後初試合で優勝という最高の結果で満足げな表情だった。
また女子ではアダルト茶帯フェザーで巴戦となり、この試合を九州から遠征出場の川村竜子が制した。
そしてマスター黒帯で最注目だったのはカナダから来日中だったジェイク・マッケンジーが出場したマスター2黒帯ミディアムヘビーの巴戦で2試合を勝利して優勝している。
■アダルト黒帯ウルトラヘビー決勝戦
後藤拓磨 / トライフォース
vs
ワン・サンホン / LOCKSTADOR STUDIO
本来はライト級の後藤だが相手不在であえてウルトラヘビーに出場も、次々とポジションを奪いまくり、最後はマウントからの腕十字で5:32 一本勝ちでワンマッチ決勝を制した。
■マスター1黒帯ライトフェザー決勝戦
鍵山士門 / Quip
vs
野村優眞 / PATO STUDIO
まだアダルトでもバリバリの両者がマスター1で対戦。試合は試合終盤にスイープした鍵山が2-0で勝利。
■マスター2黒帯ミディアムヘビー決勝戦
ジェイク・マッケンジー / PATO STUDIO
vs
高本裕和 / 高本道場
「KIT」での試合以降も日本滞在していたジェイクが2週連続の試合出場。ともにワールドマスター王者という豪華な対戦をレフェリー判定で辛勝した。
■マスター2黒帯フェザー決勝戦
加古拓渡 / GSB
vs
馬場広志 / X-TREME柔術アカデミー
このカテゴリーもワンマッチ決勝戦でスイープを決めた加古が2-0で勝利して優勝。試合後はレフェリー業務に従事していた。
■マスター3黒帯ライト決勝戦
中村大輔 /PATO STUDIO
vs
近藤大介 / トラスト柔術アカデミー
今大会でもチームから大挙参戦していたPATO STUDIOの代表自らが試合出場。ワンマッチ決勝戦で腕十字を極めて快勝している。
■マスター4黒帯フェザー決勝戦
伊藤英元 / トライフォース
vs
須賀喜彌 / CARPE DIEM
黒帯昇格後苦戦が続いていた伊藤が悲願の初優勝を果たす。須賀から渾身のパスガードを奪い、3-0で勝利した。
■マスター7黒帯ルースター決勝戦
瀬尾勝哉 / ヒロBJJブラジリアン柔術アカデミー横浜
vs
土田一晴 / CARPE DIEM JIYUGAOKA
IBJJFルールで最高齢カテゴリーのマスター7で黒帯の試合が成立。ともに還暦越えという対戦は瀬尾が勝利。敗れた土田は3月にCARPE DIEMを川崎にオープン予定だ。
■アダルト茶帯フェザー決勝戦
中島康輔 / トライフォース
vs
清水大樹 / マスタージャパン東京
茶帯・黒帯ともアダルトカテゴリーはワンマッチ決勝戦が多かった。この階級もワンマッチ決勝で中島がスイープのアドバンテージを得て金メダル獲得。
■女子アダルト茶帯フェザー決勝戦
川村竜子 / BOHEMIANS
vs
浦辺里香 / トライフォース
3人エントリーの巴戦だったこのカテゴリーはアダルトながらマスター世代の選手たちで争われた。この試合はパスガードを決めた川村が3-0で勝利して優勝している。
「関東オープン2024」
日程:2/23(祝)
会場:墨田区総合体育館
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