IBJJF パンパシフィック優勝!! 大柳敬人「出れる試合は出て挑戦したい」
IBJJF パンパシフィック優勝!! 大柳敬人「出れる試合は出て挑戦したい」
IBJJF Pan Pacific Jiu-Jitsu Championship 2024
10月26日(土)、オースラリアのメルボルン・スポーツ&アクアティックセンターでは、IBJJF「Pan Pacific Jiu-Jitsu Championship 2024」(道着初日)が開催され、アダルト黒帯フェザー級は、カルペディエム・大柳敬人が栄冠を手にした。
大柳は、初戦を相手選手のニーリーピングで勝ち進んだ後、SJJIF世界選手権を制したトライフォース・鈴木和宏との準決勝を競り勝つと、決勝は盟友ホベルチ・オダとクローズアウトした。
鈴木との大熱戦や、ホベルチとのクローズアウトについて、大会直後、大柳に話を訊くことができた。
――優勝おめでとうございます。まずは大会を終わって率直な感想を教えてください。
大柳:ありがとうございます。率直な感想は安心しています。勝ててよかったなっていう感じです。
―― 準決勝、鈴木選手との試合が大きな山場になったと思いますが、振り返ってみていかがでしょうか?
大柳:そうですね。ゲーム全体を通して、自分がコントロールできたなっていう風には思ったんですけど、スコア的には実際にリードされていて。
で、後半に追いついてレフリー判定っていうことだったんで、やってる手応えは全部あったんですけど、内容的にはもっともっと攻めて先にリードを作ることが必要だったなっていう、そこは反省点です。
――鈴木選手とは、これからも戦いそうですね。
大柳:そうですね。全日本で多分また当たると思います。はい。またやるんだろうなという風に思います。
――決勝のホベルチ選手とのクローズアウトは相談したのですか?
大柳:事前に話してはなかったんですけど、なんとなく鈴木選手とやった方が優勝になるのかなって思っていて。で、ホベルチからもそういう風に言って譲ってもらって、今回は僕が優勝という形になりました。
――大会前に、ホベルチ選手とそういう話ってしたりするのですか?
大柳:いや、全然してなかったですね。
――「決勝で会おう」とか。
大柳:まあ、そうですね。お互いに全ての試合を決勝のつもりでやろうっていうことくらいで、全然話はしなかったですね。
――これで来年のワールド(ムンジアル)出場の資格を手にしたことになるのですかね?
大柳:まだわかんないですね。去年のポイントの基準だったら多分いけるんですけど。とりあえず、ヨーロピアンとパンは出れるんで、そっちの方にまず出ようと思います。ムンジアルはもちろん出たいですね。
――わかりました。今後のスケジュールとしては、まず全日本とヨーロピアンということになりそうでしょうか?
大柳:そうですね、とりあえず、何もなかったら全日本とヨーロピアンに出ていきたいなと思います。
――では、最後に当面の目標と今後の意気込みをお願いします。
大柳:そうですね、これからどんどん全日本も、まだ僕はクローズアウトはしているんですけど、自分で優勝はしてなかったので、今年はちゃんと自分で勝って。で、まずは全日本王者になりたいなっていうのがあって。そのあとは、すごい大きい大会、挑戦みたいな大会に出て。
やっぱ何回もトライすることが大事だと思うんで。なるべくできる限り、出れる試合は出て挑戦したいなっていう風に思っていますね。
――ありがとうございました。今後の活躍に期待しています。
大柳とクローズアウトしたが、反対ブロックを当たり前のように勝ち上がっているホベルチ・オダ。今後の彼の動向もまた目が離せない