カルペディエム深川に新加入!ビクトル・ロドリゲスが決意語る
カルペディエム深川に新加入!ビクトル・ロドリゲスが決意語る
CARPE DIEM FUKAGAWA
2023年のオープンから約1年強で、すでに120名もの会員が在籍しているという下町の人気道場=カルペディエム深川に今夏、新たなインストラクターが加わった。
9月で23歳になる紫帯のビクトル・ロドリゲス・サトウだ。
長年慣れ親しんだ古巣のRRTを自らの意思で離れ、新たな挑戦を決意したビクトルには明確な目標があるという。
現在はケガのリハビリに努め、新たな環境と仕事に慣れる日々を過ごしているが、シュシャことホブソン・タンノとの練習が本格化すれば、これからの彼をさらなる高みに引き上げてくれることだろう。
「柔術を仕事にする」若者が決意した胸の内をぜひ聞いてほしい。ビクトルのインタビューは以下の通りだ。
――カルペディエム深川でスタッフ募集の告知が出て申し込みをしたときの気持ちを教えて下さい。
ビクトル:深川でスタッフ募集の告知を見た時、「やるしかない」とすぐに申し込みました。同時に自分の柔術キャリアの新ステージだなという気持ちになりました。以前、柔術関係のラジオを聴いていたところ、「柔術で食っていくには東京でインストラクターからやったほうがいい」と聴いて、さらに東京で柔術をやる事を強く決意しました。
地元から離れることに不安もありましたが、チャレンジすることが自分をさらに強くしてくれると信じました。
――RRT(RRT Brazilian Jiu-Jitsu Academy)を離れることに戸惑いはなかったですか?
ビクトル:人生の半分以上をRRTで過ごしてきました。RRTを離れるという決断は決して簡単なものではありませんでした。長年一緒に練習をし、戦ってきた仲間たちの元を離れることは悲しいことです。
例えば、サッカー選手がビッグクラブに移籍するように、前のチームで結果を出し、努力を重ね、国境や街を超え、自分の才能をさらに開花させる場所で練習するような状況にあると感じております。
私自身も同じような状況に立たされていると思います。ただし、一点異なるのは、オファーを受けての移籍ではなく、自らの意思で新たな環境に飛び込むという点です。それでも、RRTには最大限のリスペクトを持っており、今の私ができる恩返しは、新しい環境でしっかりと結果を出すことだと考えております。
――東京に引っ越ししてからの生活環境はどうでしょうか?
ビクトル:東京に来て最初はとても忙しかったです。東京に引っ越してすぐ、新しい生活を整えるためにまず家具を買いに行きました。住み始める前に必要なものを揃えるのは少し大変でしたが、少しずつお気に入りの家具を選び、部屋が自分らしく整っていくのを楽しんでいます。次に電気やガスの契約を済ませました。都市部での手続きは比較的スムーズですが、しっかり確認しながら進めるように心がけました。これで生活の基盤が整い、少しずつ新しい環境に慣れてきたところです。
また引っ越し先の周辺を散策してみました。近所に素敵なカフェや便利なスーパーがあり、日常生活がとても便利になりました。そして1番最高な点は、自分の家から全てが近いことです。道場も徒歩で5分ほどの場所にあり、同時に駅も近いです。実は今の家を見つける前に決まってた家がありましたが、ドタキャンされてしまいましたので無事に住むところが決まってよかったです。今はまだ探り探りですが、少しずつ新しい場所に慣れていくのが楽しみです。
――深川でのスタッフ業務はどんなことをやっていますか?
ビクトル:深川道場ではジムの運営に関わりながら、会員様達の指導に励んでいます。会員様の道着の洗濯や道場の清掃、トイレ清掃、入会システムの説明など、まだ全てできるわけではありませんが、コツコツと覚えて自分が1人の日でもスムーズに業務をこなせるようにしたいです。
――シュシャとの練習はどんな感じですか?
ビクトル:一言でいうと「強すぎ」です(苦笑)。
シュシャ先生の戦績は自分からすれば次元が違います。そんな凄い人と毎日練習ができると思うと楽しみで仕方ないです。そして何よりシュシャ先生からは柔術に対するメンタル、柔術に対する生き方と沢山のことを聞けたらと思います。
既に2回ほどスパーリングをやりましたが、ボコボコにされました(苦笑)。ですが自分は相手を研究することが好きなので、シュシャ先生を研究しまくって、自分の柔術にインプットできることがあれば全部していきたいです。
そしてもう1人先輩にあたる服部(直)さんもいます。一回スパーリングをしましたが、めちゃ強かったです。自分よりも軽くて、スピードも速いし、何よりパスガードの形が綺麗です。服部さんには東京について色々教わってます。「東京だとこうやるんだよね?」とたまに嘘つかれたりしますが、とても楽しくやってます(笑)。
――先月の試合で怪我をしたそうですが、どのように怪我をしたんですか?
ビクトル:先月の試合ではとてもタフな選手たちと試合をしました。
まず、膝の怪我については今年の1月、柔道の練習中に膝の靭帯を怪我してしまい、その月にあったAJPをキャンセルしました。その後はリハビリを重ね、膝はほぼ完治しました。ですが3月に駒沢オリンピック公園で行われた大会で、相手がまさかの外掛けを仕掛けてきました。声を出さなかった自分が悪いですが、審判はしっかりと見ていたはずですが、なぜか止めてくれなくて、ミヤオ精神で耐えました。そこで治りかけていたはずの膝をまた怪我してしまいました。
そして2回目の怪我だったこともあり、回復にはとても時間がかかりました。そして先月の試合ではスイープした後にも相手の足が外掛け気味に入ってしまい、そこまで深く入ってるはずでは無いのに膝に違和感を感じて声を出してしまいました。
RRTでの最後の試合ということもあって決勝はどうしても戦いたかったので膝の痛みを我慢して試合しました。結果的には負けてしまいましたが、対戦相手の方も優しい方でしたので試合して楽しかったです。その後、医療班からは靭帯が伸びてると言われました。これから自分は選手として生活していくわけなので、これからはリハビリに専念していきたいと思います。
――怪我の回復具合を教えて下さい。
ビクトル:シュシャ先生から教えてもらったリハビリ方法でだいぶ良くなりました。といってもやっと正座ができるくらいですが。なので8月いっぱいはリハビリに専念して9月に復帰できるように努めたいと思います。
――今後、東京でやりたいことや目標はありますか?
ビクトル:沢山ありますね。選手練、プロ練に沢山参加する事です。レベルの高い人たちと沢山練習して、自分のレベルを上げていきたいです。そして大会も沢山出たいです。これからは結果を残す事で「カルペディエムのビクトル」というイメージを残していきたいと思ってます。勝ち負けの世界に入ったからには、その世界の頂点に立ちたいですね。死ぬ気で頑張りたいです。
――カルペディエム深川での目標を教えて下さい。
ビクトル:まずは「ビクトル・ロドリゲス」がどういう選手なのか、からですね。
自分の柔術をみんなに紹介して、ワンモーション、ちょっとした動きでもいいので、自分の柔術がみんなにとって良い助けになるように知ってる限りの事をシェアしていきたいです。
あとは会員を沢山増やして、みんなで楽しく練習や大会に出て「GOOD VIBES ONLY」な道場にしていきたいですね。とても恵まれた環境に感謝して、少しでも恩返しできればと思います。
――最後に選手としての目標を教えて下さい。
ビクトル:ムンジアルチャンピオンです。これを取るまでは柔術を辞めるつもりはありません。さっきの繰り返しにはなりますが、勝ち負けの世界に入ったからにはその頂点になりたい。
今はまだ全然強くないですが、死ぬ気で練習して、大会も勝ちまくって、プロマッチとかも出て、でかい会場でセミナーも開いたりしたいですね。まだまだ先の話ですが。新しい環境になってからはまだまだ成長できる余地があると感じてるので、まずはそこを目指して頑張ります。
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