今大会はスポンサーではなく選手として出場の坂東澄保「柔術を楽しんでるところを見て欲しい」
今大会はスポンサーではなく選手として出場の坂東澄保「柔術を楽しんでるところを見て欲しい」
KIT10
2025年2月23日(日)、新百合21ホールで初の有観客大会を開催する「KIT10」に出場のする坂東澄保(パラエストラ北九州)は過去のKITにも関りを持っていた。
これまで坂東は自らが院長を務める「ばんどう歯科」で大会協賛をしていたが、今大会には協賛者ではなく選手として満を持して初参戦を果たす。
JBJJFを中心に国内の大会に数多く参戦し、九州在住ながら日本全国を飛び回って試合をしている。
そんな坂東がついにKITのマットに立つ。
選手としての坂東澄保の初インタビューをお届けしたい。
──KIT10出場選手インタビュー、坂東澄保選手です。よろしくお願いします。今回、KIT初出場になりました。今の気持ちどうでしょう?
坂東:サブミッションオンリーということなので、普段から一本を取る練習はしているので、頑張ってみようと思っています。
──坂東さんはいままで、いつも大会の協賛をしてくれていましたけど、今回は選手ということで違った関わり方になります。それについてどうですか?
坂東:何度か出てみないかというお話はあったんですけど、あまり自信がなかったというか、見せれる試合は今までできていないので。でもいつまでもそういうことを断りするわけではなくて、出てみようと思ったので、見せれる、極めれるように頑張りたいと思います。
──今回は出ようと思ったきっかけは何かありますか?
坂東:今までの観客なしではなくて、観客の前でできるというので、出てみたいと思うきっかけになったと思います。
──パラエストラ北九州から坂東さんの応援に来てくれる人いますか?
坂東:一応、東京にも兄弟がいるので、誘っています(笑)。
──今回KIT初出場ということなんですけども、このルールどうでしょうか?
坂東:JBJFのルールよりは、自分ではできるんじゃないかなと思います。
──坂東さんはJBJFの大会のレギュラー選手で、いつも出ているんですけども、違ったルールの試合になってきたときにどうやって対応するのかと非常に興味があります。
坂東:そうですね。ちょっとまだ言えないんですけど、いろいろ練習しています。
──何か策があると。サブオンリーに向けた何か特別な戦略、テクニックがあるということですね。
坂東:はい、いろいろ練習しています。
──坂東さんは大会で東京に来るだけでなくセミナーでもあちこち行ったりしていると思うんですけども、そういったところ、何か自分の術の進化、最近手応え変わっているところはありますでしょうか?
坂東:セミナーに行ったら何か一つでも実戦に使えることをできるようにと思ってセミナーを受けているので、それぞれこのセミナーでこれを習ったから、これをっていうのは一つずつ自分のものにはなっていると思います。
試合だけでなくセミナーにも積極的に参加し、新たなテクニックの習得にも意欲的だ。
──坂東さんといえば、日本全国であちこちで試合をしたりセミナー行ったりしていると思うんですけども、そういった術に対するモチベーション、どんなところから来ているのでしょうか?
坂東:試合で勝てるようにっていうので練習して、練習は楽しくて、試合も楽しんでやっています。試合に出たくて練習していますね。
──そういった大会、日本全国に行くとすると経費的なものがかかると思うんですけども、そこら辺はどうでしょうか?
坂東:お金的なことよりも、出たいという気持ちの方が先になっていますね(笑)。
──さすがばんどう歯科、仕事も順調という感じですか?
坂東:そうですね(笑)。
──じゃあいい感じでやっているという感じで、ばんどう歯科・医院長、今まで大会協賛していただきありがとうございました。今回は自ら参戦ということで、今回10回目の記念大会なので、ここでバシッと決めてもらえると非常にありがたいと思っております。試合に向けての意気込みをお願いします。
坂東:普段は見ている方からして全然動いていないような5分の戦いをしているんですけど、本人というか対戦相手とはいろいろ細かいことはしているんですけど、そこではなくて動きのある試合をしたいと思います。
──では最後にこのKITのチケットを買って見てくれる皆さんにメッセージをお願いします。
坂東:他にもっと見て楽しい試合もあると思うんですけど、柔術が楽しい、試合ができるのが楽しい、練習も楽しい、楽しんでやっているところを見てもらえたらいいなと思います。
──はい、じゃあ坂東澄保選手、見事な一本勝ちを期待しております。
坂東:よろしくお願いします。
JBJJF主催大会ではほぼレギュラー参戦中で表彰台の常連選手。同年代の仲間たちとの対戦を心から楽しんでいるとのことだ。
スケジュールの都合さえ合えば大会に出ているという坂東。「試合があるから練習も頑張れる」と笑顔を見せていた。
プロ柔術 「KIT10」
日程:2025年2月23日(日)
会場:新百合21ホール
■オフィシャルサイトはコチラから!
【出場予定選手】
■塚田市太郎(フリー)
11月よりフリーとなって心機一転の塚田がKITに継続参戦。「Mr.KIT」と言っても過言ではない塚田はKIT最多出場を誇る。
■村井俊太(Evermove)
「KIT生え抜き」という自負を持ち毎回激戦を見せる名勝負製造機的な村井はいまやKITに必須の選手だ。
■ソン・ウォンジェ(ビクターアカデミー)
韓国からの刺客、ソンはKITで3大会連続参戦中で3連勝、しかも全試合がフットロックによる一本勝ちで極めの強さは特筆モノだ。
■横山大鋳(スウェルズ柔術ジム)
KIT常連の横山は前回大会であと一歩のところねで賞金を逃すも、安定した試合ぶりで存在感を示した。文句なしの連続参戦決定だ。
■高橋俊彦(パラエストラ吉祥寺)
前回大会では急遽出場しアダルトにチャレンジも見事に玉砕。今大会は本来のマスターカテゴリーでのマッチメイクでの参戦になる。
■前澤智(リバーサルジム東京スタンドアウト)
女子でKIT最多出場を誇る前澤がKIT8以来の参戦が決定。しかも今回は黒帯として初のKITとなるだけに誰と対戦するのかにも注目だ。
■渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)
前回大会ではプレリムで出場し、見事に一本勝ちした渡部が連続参戦し、本戦出場を果たす。グラップリングの強豪がギを着てのプロマッチ参戦は興味深いところだろう。
■坂東澄保(パラエストラ北九州)
長きに渡りKITの大会協賛していた「ばんどう歯科」の坂東。今大会では選手として満を持しての初参戦を果たす。
■岡澤弘太(CARPE DIEM MACHIDA)
幻の参戦となったKIT3から4年余を経過し、満を辞してのKIT初参戦の岡澤は今大会が行われる新百合ヶ丘と町田はすぐ近くなので、準・地元の選手だ。
■アナベラ・リンカ・ウォーカー(Leos Jiu Jitsu Academy)
過去2大会に出場して2連勝中のアナベラ。数々のプロマッチに出場中で、知名度&実力もメキメキ上昇中だ。
■正田皇輝(ストライプルオハナ)
前回大会の賞金トーナメントでは茶帯ながら黒帯を撃破し、JBJJF全日本でも優勝している正田がKIT連続参戦となる。
■北田俊亮(TRIBE TOKYO MMA NORTH)
かねてよりKIT参戦を熱望していた北田が満を持しての初参戦。極めの強さには定評があり得意とするギロチンのキレは圧巻だ。
■髙本奈月(TATORU)
過去のKITでは連勝していた髙本は黒帯としては初参戦。SJJIFワールド、JBJJF全日本、JHOOD CUPと連続優勝中で黒帯としての実績も申し分なしだ。
■伊藤義隆(ALMA FIGHT GUM LIFE)
今年はIBJJFアジア&JBJJF全日本を制し、大きく飛躍した伊藤がKIT6のプレリム以来、久しぶりの出場が決まった。