ミカ・ガウヴァオン悲願の初制覇とベイビーシャークが連覇を果たす
ミカ・ガウヴァオン悲願の初制覇とベイビーシャークが連覇を果たす
ADCC 2024
2年に1度開催される組技の最高峰大会であるADCC。
今回も前回に引き続きラスベガスでの開催で、会場をより大きなT-モバイルアリーナで行われた。
既報の通りにほぼ同日に同じラスベガスでクレイグ・ジョーンズがCJIを行い、いやが上にも比較されることとなった。
高額賞金で2階級のみの開催だったCJIと比較してADCCはこれまで通りの階級に加え、女子の55kg級を新たに創設し、競技としてさらに細かく階級を増やしている。
そしてゴードン・ライアンのスーパーファイトを2日間に渡って行うなどして前回大会以上のスケールアップを果たした。
だがCJIの開催により、ADCCから選手が流出して注目度が下がってしまっていたのは確かではあるが、それでも歴史と伝統あるADCCの価値は揺るぎないものであったと断言したい。
そんなADCCの66kg~88kgの3階級の決勝戦をレポートする。
-66kg 決勝戦
ジエゴ・パト
vs
ジオゴ・ヘイス
前回大会では準決勝で対戦している両者のリマッチが決勝戦で実現。
試合は肩固めで“ベイビーシャーク”ことジオゴが勝利し、ADCC2連覇を達成。
-77kg決勝戦
ヴァグナー・ホシャ
vs
ミカ・ガウヴァオン
なんと御年42歳のヴァグナーが勝ち上がり、この階級の優勝本命のミカとの決勝戦に挑む。
ヴァグナーのバックに張り付いたミカがRNCを極めて一本勝ちでADCC初制覇。
-88kg決勝戦
ジアンカルロ・ボドニ
vs
ジェイ・ロッド
前回大会優勝のジアンカルロとCJI優勝のニッキー・ロッドの弟。ジェイのアメリカ人同士の88kg決勝戦。
試合はバックを奪うなどしたジアンカルロが9-0で勝利してADCC2連覇となった。
-99kg決勝戦
カイナン・デュアルテ
vs
ラファエル・ロバトJR
過去2連覇のカイナンに対するはMMAを引退しグラップリングで復帰したロバト。ロバトは40オーバーのベテランだ。
豪快なテイクダウンを決めたカイナンがトップポジションから攻めていき最後はRNCで一本勝ちでADCC3連覇を決めている。