フューチャースターをいまからチェック!ジュブナイル青帯は若きベテランが活躍
フューチャースターをいまからチェック!ジュブナイル青帯は若きベテランが活躍
IBJJF ASIA 2024
IBJJFアジアのレポート、最後はジュブナイル青帯で締めたい。
今大会のジュブナイル青帯カテゴリーは16歳までのジュブナイル1と、17歳までのジュブナイル2の2つのカテゴリーがあった。
またオープンクラスはアダルトやマスターは無制限になっているが、IBJJFではライトまでのオープンライト、ミドル以上のオープンヘビーの2階級が行われている。
来年、この2つのカテゴリーに出場していた選手のうち、ジュブナイル1はジュブナイル2で、ジュブナイル2はアダルトで試合をしていくこととなる。
現在のジュブナイル青帯の選手たちはキッズ時代に柔術を始めている場合がほとんどで、まだ10代の選手でも柔術歴は10年以上になることも珍しくない。
そういった若きベテランたちがIBJJFアジアのようなビッグトーナメントで好成績を残しているのは頼もしい限りで、今後の活躍が楽しみだ。
女子ジュブナイル1青帯オープンヘビーのワンマッチ決勝戦で優勝したサラ・シウバ(ボンサイ柔術)はブラジルのボンサイ本部から来日した選手。腕十字を極めかけるなど優位に試合を進めて優勝した。
ジュブナイル2青帯ヘビーで一人優勝し、オープンヘビーでは決勝戦で三角絞めを極めて優勝したグスタボ・ナカハラ(カーロストヨタBJJ)。これまではASJJFを中心に試合出場していたが今後は他連盟にも出場していくとのこと。
キッズ時代から柔術をやっている渡辺花美 (ボンサイ柔術) はすでにキャリア充分。今大会ではジュブナイル2青帯のフェザーでは決勝戦で敗れ準優勝も、オープンライトでは腕十字を極めて一本勝ちで優勝を果たす。
家族みんなが柔術をやっている杉尾ファミリーの杉尾澄晴(グレイシーバッハ)はジュブナイル1青帯ミドルとオープンヘビーで優勝してWゴールドを獲得。オープンヘビー決勝戦では送り襟絞めを極めて一本勝ち。
今年のムンジアルで3位入賞した中島琉輝(AXIS)がIBJJFアジアにも参戦。ジュブナイル2青帯ライトとオープンライトで優勝して圧倒的な実力を見せた。オープンライト決勝戦は送り襟絞めを極めている。
ASJJF主催大会ではアダルト青帯でも実績を残しているクリスチャン・マツオ(カーロストヨタBJJ)がIBJJF主催大会初参戦でジュブナイル1青帯ライトとオープンライトで優勝してWゴールド。
いま国内の女子青帯の中で最も活躍しているニコリー・セキタニ(セキタニ柔術アカデミー)もIBJJF主催大会初参戦。ジュブナイル2青帯ミドルでは対戦相手が来ずに不戦勝で、オープンライト決勝戦は韓国人選手に勝利して2つの金メダルを手にした。