アジア杯ノーギは日系ブラジリアンが活躍
アジア杯ノーギは日系ブラジリアンが活躍
ASIA CUP 2024
ASJJFのアジアカップ、最後の試合レポートはノーギをまとめて紹介する。
通常のASJJF主催大会ではギありとノーギが同時開催されており、今大会でも例外なく行われた。
だがギありの試合に比べてノーギの参加者は10%以下で試合数も全カテゴリーを合計しても100試合を下回っている。
最近はよくノーギ・グラップリングが盛り上がっていると言われているが、実際の選手層は巷で言われるほど爆発的な増加はない。
とはいえ緩やかではあるが出場選手は増えていっているので、このまま大会開催が継続していけば、さらにこの流れは続いていくと思われる。
アダルト黒帯ミドルは中国の袁轶(Galaxy Jiu Jitsu)と日系ブラジリアンのマテウス・ヒロトミ(Impacto BJJ)の決勝戦。試合は袁がRNCを極めて一本勝ちで優勝。
ワンマッチ決勝戦だったアダルト黒帯オープンクラスはグアムのオリバー・クルーズ(PUREBREDグアム)とマテウス・ヒロトミ(Impacto BJJ)の一騎打ちでオリバーがRNCで一本勝利。
最近はウェートアップが顕著なヨースキ・ストー(Impacto BJJ)がマスター2黒帯ウルトラヘビーで優勝。決勝戦は対格差があるランジェル・ホドリゲス(RRT)と対戦も問題なく勝利を果たす。
マスター3黒帯フェザーで優勝したレアンドロ・カルバーリョ(カーロストヨタBJJ)はかのオズワルド・ファダの流れを汲む黒帯。決勝戦で沖縄から参戦の清水慎也(CARPE DIEM NAHA)を破って金メダル。
マスター2黒帯オープンクラスを制したのはランジェル・ホドリゲス(RRT)。決勝戦はImpacto BJJから独立し、バトレチームに移籍した“トラオン”エヴェルトン・アサオに勝利して戴冠。
女子アダルト青帯Wゴールドのニコリー・セキタニ(セキタニ柔術アカデミー)はオープンクラス決勝戦で過去に敗れている柳朝海(MASTER JAPAN TOKYO)にリベンジ勝利。
女子アダルト紫帯はライトのワンマッチ決勝戦の1試合のみ。奥富夕夏(リバーサルジム新宿Me,We)が和田綾音(ALIVE)から勝利してギ&ノーギで優勝を果たした。
今大会の主催はASJJFだが今秋に世界大会開催を控えるSJJIF会長のジョアオ・シウバも視察に訪れていた。左からSJJJF会長の村田良蔵氏、SJJIF会長・ジョアオ・シウバ、ASJJF会長・エジソン・カゴハラ。