日本で初開催の柔術世界選手権の黒帯決勝戦は激闘満載
日本で初開催の柔術世界選手権の黒帯決勝戦は激闘満載
SJJIF WORLD 2024
9/26-29の4日間に渡り、愛知県名古屋市の愛知県武道館で開催されたSJJIF主催の世界選手権「SJJIF ワールド」。
この大会を主催したSJJIF=スポーツ柔術国際連盟はアメリカに本拠地を置くスポーツ柔術の統括連盟で、アジアで活動を行っているエジソン・カゴハラ会長のASJJFは、このSJJIFのアジアエリアの連盟という位置付けだ。
そのSJJIFの世界選手権を日本に誘致し、大会を開催したのがエジソン・カゴハラで、今大会の主催はSJJIF=ジョアオ・シウバ会長で、ASJJFはSJJIFワールドの大会運営の実務を担当している。
いま世界中に数々の連盟があり、それぞれが独自に世界大会を開催して数多くの柔術世界選手権が行われているが、この日本で柔術の世界選手権が開催されたのは初めてのこと。
それだけに4日間で4500人もの参加者を集めてアジアエリアにおける最大規模の大会として大々的に行われたのが今大会だ。
大会3日目に行われたアダルト黒帯の試合は決勝戦のみ演出を行い、照明とスモークの中から選手一人ずつが入場して試合を行うという特別感満載の中で行われた。
そういったプロマッチのような独特の雰囲気の中で行われたアダルト黒帯の決勝戦の数々を紹介していく。
アダルト黒帯ルースター決勝戦
チアゴ・ウエノ / ALMA FIGHT GYM HOMIES GIFU
vs
戸所誠哲 / パラエストラ岐阜
両者とも岐阜に活動拠点を置く選手同士の決勝戦は6:08 絞めでチアゴが一本勝ち。
アダルト黒帯ライトフェザー決勝戦
井手史竜 / CARPE DIEM KURUME
vs
エリック・メネギン / IGLOO
「KIT9」の賞金トーナメント優勝のエリックだが、九州を代表する黒帯である井手の猛攻の前に0-2で敗北を喫した。
アダルト黒帯フェザー決勝戦
鈴木和宏 / トライフォース
vs
丹羽怜音 / AXIS
AOJで1週間の修行を経て帰国した鈴木がAOJで3年間在籍している丹羽から得意技のレッスルアップを決め2-0で勝利して優勝。
アダルト黒帯ライト決勝戦
平田孝士朗 / CARPE DIEM JIYUGAOKA
vs
森戸新士 / Leos Jiu Jitsu Academy
2021年8月の「KIT3」の賞金トーナメント以来、3年ぶりの再戦は平田がサドンデスでスイープして勝利、vs森戸2連勝を果たす
アダルト黒帯ミドル決勝戦
グラント・ボグダノフ / ALMA FIGHT GYM LIFE
vs
卯都木豪 / CAVE BJJ
引き込んだグラントが電光石火のトーホールドを極めて秒殺一本勝ちでSJJIFワールド制覇を決めた。
アダルト黒帯ミディアムヘビー決勝戦
Ee Aacus / CARPE DIEM
vs
マテウス・ヒロトミ / Impacto BJJ
海外のカルペディエム支部から来日のEeが日系ブラジリアンの雄であるマテウスを攻めまくり8-0で快勝。
アダルト黒帯ヘビー決勝戦
バヤルサイハン・バトベイ / ASM BJJ
vs
ジョン・ヒョンセク / PVERLIMIT BJJ KOREA
モンゴルvs韓国のインターナショナルマッチとなったヘビー決勝は柔術のモンゴルナショナルチーム所属のバトベイが16-0の大差の判定勝ち。
アダルト黒帯オープンクラス決勝戦
マルロン・ゴドイ / ボンサイ柔術
vs
シャビエル・シウバ / EVOX BJJ
ブラジルのマルロンとサンディエゴのシャビエルの海外勢同士のオープンクラス決勝は体格で上回るマルロンが圧勝、ウルトラヘビーと合わせて2冠に輝く。