キッズマッチは一本決着が続出 アジアキッズに向け激闘を繰り広げる
キッズマッチは一本決着が続出 アジアキッズに向け激闘を繰り広げる
TOKYO INTERNATIONAL KIDS 2024
ASJJF「トーキョーインターナショナル・キッズ」は通常のASJJF主催大会と同じだが、これまでは大会の1カテゴリーとして開催されていたのに対し、今大会は「トーキョーインターナショナル・キッズ」という独立した個別の大会として行われた。
とはいえ、その他の大会と同じ会場で同時開催なのだから、大会進行と運営はいままでと何ら変わりがない。
それはこのキッズ以外も同じで、アダルトは「トーキョーインターナショナル」、マスターは「トーキョーインターナショナルマスター」、ノーギは「トーキョーインターナショナルノーギ」と、それぞれ個別の大会ポスターも作られ、厳密には個別の大会という扱いでの開催だった。
これが何を意味するのは定かではないが、今後ASJJFはこのように年齢カテゴリー別に個別大会として開催していく意向のようで、6月には「アジアキッズ」なる大会の開催も決定している。
この大会はそのものずばり、キッズのアジア選手権的な位置づけとなるようで、海外勢のエントリーが多く見込まれている。
ちなみにアジアキッズと同時開催で「アジアマスター」「アジアマスターノーギ」もあり、6/8-9は2日間で3大会の同時開催となっている。
今大会で活躍していたキッズたちの次に目標とする大会はこの6月に開催の「アジアキッズ」になることは明白で、そこでは日本勢vs海外勢の国際戦が行われていくことだろう。
ティーン緑帯ミドル決勝戦
○エンゾ・ヤマザト / カーロストヨタBJJ
vs
×須田雄律 / Scorpion Gym
過去にも対戦している両者が再び激突。目まぐるしい試合展開の中、エンゾが1:12 腕十字を極めて一本勝ち。エンゾは極めの強さが突出している。
ティーン橙帯フェザー決勝戦
×坂田幸之助 / PATO STUDIO
vs
○三好虎太朗/ SONIC SQUAD
今大会での最速一本勝ちとなったこの試合はわずか6秒で腕十字を極めた三好が瞬殺勝利でトーナメント優勝。
ティーン橙帯ミドル決勝戦
○ヴィニシウス・ヒガ / カーロストヨタBJJ
vs
×ユージ・ヴァリサヤ / Impacto BJJ
強豪キッズが多数在籍する静岡県浜松のカーロストヨタBJJのニュースターがこのヴィニだ。今大会でも鮮やかな腕十字を極めて快勝している。
女子ジュニアティーン橙帯ライト決勝戦
×マリー・レイ / モリニエールアカデミー
vs
○高本珠緒 / 高本道場
昨年はフィリピンで開催されたプロ柔術「ARTフィリピン」にも参戦し勝利している高本は飛躍を続ける。この試合も得意とする腕十字で一本勝ちで優勝。
女子ティーン黄帯フェザー決勝戦
×ベアトリス・マツダ / チェックマットジャパン
vs
○フェルナンダ・アユミ / INFIGHT JAPAN
ライバル関係にあるベアトリスとフェルナンダのリマッチはフェルナンダの三角絞めがずばりと極まって一本決着でフェルナンダ優勝。
女子ユース灰帯ライトフェザー決勝戦
×黒田夏帆 / X-TREME EBINA
vs
○杉内志生 / ポゴナ・クラブジム
杉内勇&由紀の黒帯夫婦の愛娘の志生は母親譲りの腕十字を武器に大会で勝ちまくっている。今大会でも腕十字がさく裂して優勝を果たす。
女子ジュニアティーン灰帯ライトフェザー決勝戦
○槇田想 / 高本道場
vs
×鈴木陽 / トライフォース川越
キッズマッチは決まり手で腕十字が多いが、アダルトの試合と違い、キッズマッチはレフェリーの見込み一本があるため。この試合も腕十字の形になり、完全に腕が伸びる前にレフェリーが試合を止めてけがを未然に防いでいる。