唯一の女子黒帯マッチは深津佐和子が勝利。茶帯女子選手の今後に期待
唯一の女子黒帯マッチは深津佐和子が勝利。茶帯女子選手の今後に期待
JBJJF 第18回全日本マスター柔術選手権
4月19日~21日まで、大阪府・大浜だいしんアリーナ(堺市立大浜体育館) では、JBJJF「第18回全日本マスター柔術選手権」が開催された。
女子カテゴリーの黒帯は、マスター3黒帯フェザーの1階級のみが試合成立。それもワンマッチ決勝戦の1試合のみ。最近は女子の選手も増えてきているとはいえ、それは白帯や青帯のビギナーレベルであって、ハイランクの帯の選手はまだまだ少ないようだ。
だが、黒帯は1試合のみであったが、茶帯は複数カテゴリーでトーナメントが成立しており、この茶帯の選手たちが黒帯となったときに、黒帯カテゴリーはさらに充実していくことだろう。
柔術の男女比の割合は9:1以下である中、こうやって試合に出場し、日々の研鑽を大会の場で披露している女子選手たちの心意気は素晴らしいこと。
今後も女子柔術家たちの活躍ぶりは随時紹介していきたい。
女子マスター3黒帯フェザー決勝戦
×増田優実 / トリスケリオン柔術アカデミー
vs
○深津佐和子 / ダムファイトジャパン
今大会唯一の女子黒帯マッチはワンマッチ決勝戦。試合は増田をスイープした深津が2-0で勝利して優勝となった。
女子マスター1茶帯ルースター決勝戦
○川中綾子 / トラスト柔術アカデミー
vs
×黒川彩乃 / OVERLIMIT 千葉 さくら柔術
3人巴戦の決勝戦は川中と黒川の顔合わせになり、ポジショニングで圧倒した川中が8-0で勝利した。
女子マスター1茶帯ライトフェザー決勝戦
○川村竜子 / ボヘミアンズ
vs
×趙羅來 / ジョンフランクルJJ
日本の川村と韓国のチョの決勝戦はパスガードを決めて3-0で川村が国際戦を制している。
女子マスター1茶帯フェザー決勝戦
○高本奈月 / TATORU
vs
×キム・グェナ / Jiu Jitsu Rim
昨年のワールドマスター王者の高本だけに国内では圧勝。韓国から参戦のキムから腕十字で一本勝ち。
女子マスター4茶帯ライトフェザー決勝戦
〇菊池みちる / PATO STUDIO
vs
×奥山恵 / ねわざワールド
ワンマッチ決勝戦だったこの階級は関東から参戦した選手同士の一騎打ち。試合は菊池が勝利で金メダル獲得。
女子マスター4茶帯フェザー決勝戦
〇北西顕子 / CARPE DIEM JIYUGAOKA
vs
×浦辺里香 / トライフォース
過去に幾度となく対戦しているライバル対決、この試合ではガードから腕十字を極めた北西が一本勝ちで優勝。
女子マスター4茶帯オープンクラス決勝戦
○浦辺里香 / トライフォース
vs
×奥山恵 / ねわざワールド
大会初日に行われたオープンクラスのワンマッチ決勝戦はマウントから絞めを極めた浦辺が一本勝ちで優勝を決めている。
女子マスター1紫帯オープンクラス決勝戦
×古林礼奈 / GSB
vs
○関口有貴子 / トライフォース
鮮やかな腕十字を極めて優勝した関口は階級別のライト級でも優勝しておりWゴールド獲得。
女子マスター2紫帯オープンクラス決勝戦
〇岡部可奈 / 柳澤柔術
vs
×奥谷晴加 / 藤田柔術
この階級もワンマッチ決勝戦でトップポジションから攻めていった岡部がパスガードを決めるなどして9-0で勝利している。