マスター黒帯で今大会最大のアップセット!ランジェルがジェイクを肩固めで破る大金星
マスター黒帯で今大会最大のアップセット!ランジェルがジェイクを肩固めで破る大金星
SJJIF WORLD 2024
今大会最大のアップセットはマスター黒帯でのランジェル・ロドリゲスvsジェイク・マッケンジーだった。
ランジェルはASJJFのマスター黒帯カテゴリーのトップ選手で、マスター2黒帯では負けなしを誇る強豪として知られる。
そしてカナダから来日して参戦のジェイク・マッケンジーは世界的に名が知られているワールドクラスのトップ黒帯。
国内外でセミナーを多数行うほどの知名度を誇り、教則動画もベストセラーとなっている。
大の親日家としても知られており、今年はすでに2回目の来日で、このSJJIFワールドに参戦してきた。
そこでジェイクを迎え撃ったのがランジェルで、準決勝戦では過去にランジェルとも激闘を繰り広げていたクレイトン・マノエルに勝利して勝ち上がってきたジェイクと決勝戦で相対した。
試合は引き込んできたジェイクの得意とするハーフガードに対してニアバックから肩固めに移行してランジェルがタップを奪って一本勝ち。
ランジェルが国内最強のマスター2黒帯としての実力を存分に発揮してのオープンクラス制覇を成し遂げたのだった。
マスター2黒帯オープンクラスで実現したランジェル・ロドリゲス(RRT)とジェイク・マッケンジー(GFチーム)のトップ対決。試合はランジェルが肩固めを極めて一本勝ち。ジェイクからタップを奪うとは!
白木大輔(CARPE DIEM HOPE)とベッチーニョ・ヴィタウ(OVERLIMIT BJJ SAPPORO)のマスター3黒帯オープンクラス決勝戦はベッチーニョが足を攣ってしまって白木の勝利に終わる。両者とも実力者だけに完全決着が見たかった。
マスター4黒帯ライトフェザーの決勝戦は西林浩平(PATO STUDIO)と木部亮(SPLASH)の日本人対決。試合はスイープで西林が勝利して世界王者に輝く。
試合中にヒザを負傷して試合続行不能で無念の棄権となった日比野勝彦(ALIVE)を涙ながらに慰める中山巧(パラエストラ大阪)はマスター5黒帯フェザー決勝戦でのこと。この試合はJBJJF全日本マスターのリマッチだったが日比野はリベンジならず。
相変わらず強さを見せていた高本裕和(高本道場)はマスター4黒帯でWゴールド。階級別はミドルで優勝し、オープンクラスではヘビー優勝のモイゼス・レモス(BJJ CORE JAPAN)から勝利しての金メダル獲得だった。
マスター6黒帯のヘビーとオープンクラスの決勝戦で2連戦となった伊藤伸明(パラエストラ小岩)とデニス・ヨシダ(INFIGHT JAPAN)の対戦は1勝1敗のイーブンに終わる。ヘビーはデニスが勝ち、オープンクラスは伊藤が勝利している。