グアム最大の大会、マリアナスオープン2024は賞金総額5万ドルで華々しく開催
グアム最大の大会、マリアナスオープン2024は賞金総額5万ドルで華々しく開催
MARIANAS OPEN 2024
グアムで定期開催されている「マリアナスオープン」は今年から大幅に賞金がアップし、総額5万ドルとなり、国内外で大きな注目を集めている。
特にアダルト黒帯は男女とも賞金1万ドル=日本円で約150万円で、これは世界でもトップクラスの高額なものだ。
この賞金を狙ってメインランドから出場したのがフェリッペ・アンドリュー だった。
フェリッペはロサンゼルス・コスタメサのAOJ所属の元世界王者で、ガールフレンドのレティシア・カルドソを伴ってグアムに飛来。
親交のあるピュアブレッドグアム名義で大会に出場し、階級別を1人優勝、オープンクラスの3試合を全て一本勝ちして賞金をかっさらっている。
女子の賞金獲得者は日本から参戦のフェルナンダ・クリストで、フェルナンダも階級別は試合なしでオープンクラスのみの参戦となり、決勝戦でレティシア・カルドソをスイープによる2-0で破って優勝を果たした。
フェルナンダは昨年のマリアナスオープンでも優勝しており、大会2連覇を成し遂げている。
またマスター1黒帯オープンクラスで優勝したのはマルロン・ゴドイで、マルロンはオープンクラス決勝戦で香港から参戦のホドリゴ・カポラルを破って優勝、賞金3000ドルを獲得している。
今大会をもって2024シーズンのマリアナスシリーズは幕を閉じ、来年からは2025シーズンがスタートする。
1月はグアムでコパデマリアナス、2月は東京でマリアナスプロ東京、3月は名古屋でマリアナスプロ名古屋と毎月の大会開催となり、来シーズンも盛り上がって行くのは必至だろう。
賞金1万ドルが懸かったアダルト黒帯オープンクラスの決勝戦はフェリッペアンドリュー(AOJ / PUREBRED GUAM) とシャビエルシウバ(EVOX BJJ)の対戦。体格で勝るフェリッペがプルガードしたシャビエルに対してパス&マウントから肩固めを極めてタップを奪い、金メダルと賞金を手にした。
男子と同じく女子アダルト黒帯オープンクラスの賞金も1万ドルで、決勝戦に勝ち上がったのはカロリーナ・クワハラに勝ったレティシア・カルドソ(AOJ / PUREBRED GUAM)とレノラ・マタナネに勝ったフェルナンダ・クリスト(EVOX BJJ)。試合は引き込んでガードからスイープしたフェルナンダが2-0で勝利。
マスター1黒帯オープンクラスの優勝賞金は$3000で、決勝戦は日本から参戦のマルロン・ゴドイ(ボンサイ柔術)と香港から遠征してきたホドリゴ・カポラル(ATOS)の顔合わせとなった。準決勝でDJジャクソンに勝っているマルロンはその勢いのまま決勝でもカポラルから勝利してWゴールドと賞金獲得を果たす。
女子アダルト黒帯ライトフェザーはマスター1からカテゴリー変更してきたレノラ・マタナネ(Figo' / ボンサイ)とミレーナ・サクモト(ALMA FIGHT GYM HOMIES GIFU)のワンマッチ決勝戦。腰の不調がある中での試合となったミレーナだが、レノラからベリンボロでバックを奪うと送り襟絞めで一本勝ち。
圧巻のパフォーマンスを見せたダニーロ・ハマザキ(CARPE DIEM MITA)はアダルト黒帯ライトのワンマッチ決勝戦を腕十字で制するとオープンクラス初戦で巨漢のMMAファイターのロッキー・マルチネス(RM GYM)と対戦し、10-0で完封勝利。だが試合中に怪我したため、2回戦を欠場している。
アダルト黒帯フェザーの決勝戦は韓国から参戦していたチョ・ジュンヨンとユン・ミンホのWIRE BJJの2人が揃って勝ち上がったが、クローズアウトせずにフレンドリーマッチを行った。時折笑顔を見せつつの試合は緊張感はなく、和やかなスパーリング的な試合をしていた。
往年のトップ選手でタイ・プーケットでのインストラクター生活を終えて現在はグアム在住のDJジャクソンがマリアナス初参戦。持ち前の安定したトップゲームを展開し、危なげなくアダルト黒帯ミドルで優勝。ちなみにオープンクラスはマスター1に出場して3位入賞している。
「MARIANAS PRO TOKYO 2024」
2025年2月8日(土)駒沢オリンピック公園 体育館
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「MARIANAS PRO NAGOYA 2024」
2025年3月8日(土)愛知県武道館
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