「ドゥマウインターナショナル」記念すべき20回目のアニバーサリー大会が開催
「ドゥマウインターナショナル」記念すべき20回目のアニバーサリー大会が開催
ASJJF DUMAU INTERNATIONAL 2024
今回で20回目のアニバーサリーイベントとなったASJJF主催の「ドゥマウインターナショナル2024」が5/3-4の2日間、愛知県半田市の青山記念武道館で開催された。
この「ドゥマウインターナショナル」の初開催時はドーギブランドの「ドゥマウ」が主催し、その後にASJJF=アジアスポーツ柔術連盟が発足し、継続開催されている。
ASJJF発足以前の大会はこのドゥマウ主催となっていて、それ故に連盟主催大会ではない=草大会と揶揄されていた時代もあったが、それも昔のことだ。
現在はドゥマウの名称が残っている大会はこの「ドゥマウインターナショナル」だけであり、その歴史は20回にも及び、国内ではJBJJFの全日本選手権に次ぐ大会回数となっている。
そんなドゥマウインターナショナルだが、最近は名古屋エリアでの大会開催が多いことと、会場が名古屋ではなく半田市でやや距離があることなどから、今大会は2日間の開催ながら、3面で行われていたのはやや寂しく感じられた。
とはいえマット上ではいつもながらの面々が顔を揃えて白熱した試合ぶりを見せていたので、そういった試合の数々を紹介していきたい。
会場は青山記念武道館で名古屋から在来線で40分ほどの場所にあるため、愛知県武道館に比べるとやや遠方に感じる。この会場で3面× 2 daysで開催された。
マスター2黒帯オープンクラス決勝戦
〇ランジェル・ロドリゲス / RRT
vs
×エヴェルトン・アサオ / バトレチーム
ミディアムヘビー優勝のランジェルとヘビー優勝のエヴェルトンの対戦は2:20 腕十字を極めたランジェルが一本勝ちで優勝しWゴールド獲得。
マスター2黒帯ヘビー決勝戦
×チアゴ・トサワ / Impacto BJJ
vs
○エヴェルトン・アサオ / バトレチーム
元はチームメイトだった両者だがエヴェルトンがチーム移籍し対戦に。試合はスイープ&バックマウントを奪ったエヴェルトンが6-2で勝利。
マスター1黒帯ライト決勝戦
×ファビオ・ナラサキ / EVOX BJJ
vs
○マーシオ・メディロス / Impacto BJJ
唯一のマスター1黒帯の試合はワンマッチ決勝戦。マーシオがファビオからパスガードを決めるなどして7-4で勝利している。
アダルト紫帯ミドル決勝戦
○ビクトルー・ロドリゲス / RRT
vs
×ラファエル・ヤマシタ / Impacto BJJ
最近はヒザの負傷でなかなか好戦績が残せずだったビクトルだが今大会では一本勝ちで優勝。ラファエルからバックを奪い、4:47 絞めを極めた。
アダルト紫帯ヘビー決勝戦
×レオナルド・マサト / RRT
vs
○グスタボ・ツボネ / INFIGHT JAPAN
階級別&無差別で2連戦となったレオナルドとグスタボの日系ブラジリアン対決。階級別のヘビー決勝戦では4:02 三角絞めでグスタボ一本勝ち。
アダルト紫帯オープンクラス決勝戦
〇レオナルド・マサト / RRT
vs
×グスタボ・ツボネ / INFIGHT JAPAN
続く無差別の決勝戦はレオナルドが電光石火のフットロックを極めて、わずか0:45の秒殺一本勝ちし、階級別の雪辱を晴らした。
女子アダルト青帯オープンクラス決勝戦
〇ニコリー・セキタニ / セキタニ柔術アカデミー
vs
×渡辺花美 / ボンサイ
女子アダルト青帯無差別決勝はライトフェザー優勝の渡辺とフェザー優勝のニコリーのチャンピオン対決。ニコリーの攻めが目立つ中、渡辺もパスガードを決めるなどして8-5でニコリー優勝も好勝負となった。
ノーギ・マスター1茶帯フェザー決勝戦
×橋本健司 / EVOX BJJ
vs
○渡部修斗 / ストライプル新百合ヶ丘
はるばる遠征して出場の渡部はノーギマッチのみに出場。決勝戦はRNCで一本勝ちし、相変わらずの極めの強さを見せていた。
ノーギ・アダルト黒帯オープンクラス決勝戦
○セゴ・ドスサントス・シウバ / ルタリブレ・ショウファイト
vs
×オーランド・カスティーリョ / シウバアーミー
ルタリブレの強豪であるセゴがノーギに出場も階級別&無差別とも対戦相手が会場に現れずに不戦勝。さんざん待たされた挙句に試合なしで意気消沈。