ワールドマスターで2階級制覇!! カルペディエム広尾・水ノ江健志「楽しいしかないですよね」

アメリカ・ラスベガスで開催されたIBJJF「ワールドマスター2024」の激闘が幕を閉じ、日本から出場された選手達も帰路につきはじめている頃だろう。

今大会のラストを飾ったと言っても過言ではない偉業を成し遂げたのは、カルペディエム広尾の水ノ江健志だ。

昨年優勝した同ライトフェザー級に続き、今年はマスター4紫帯フェザー級に出場。全試合一本勝ちで2連覇＆2階級制覇を達成した。試合後の水ノ江にさっそく話を訊いた。

――優勝おめでとうございます。

水ノ江：ありがとうございます。

――今回は全4試合を一本勝ちで優勝。最初の3試合が腕十字。決勝戦は絞めでの一本勝ちでした。

水ノ江：なんとか極めることができました。欽也さんのKITに出るってことになり、極めの練習をしてきた結果が出せたのかな。練習した甲斐があったと思います。

――上からのアタックが目立ってましたが、どういった戦略があったのでしょうか？

水ノ江：今日もトップでいくって決めてて、ホベルチ先生とも相談して、最初から決めていました。

――圧倒的な内容だったと思いますが、昨年のワールドマスターと比べて、どうだったでしょうか？

水ノ江：今回は1階級上に上げて、（相手の）力が強いんじゃないかっていう恐怖もあったんですけど、なんとか、そういうことを感じずに試合もできて勝ててよかったです。

――前回と違った部分というのはあったのでしょうか？

水ノ江：前回は引いてくる人がいなかったんですけど、今回はいて、柔術やってる感じがして楽しかったです。

――今回はカルペディエムの人もたくさんいて、チーム感がありましたね。

水ノ江：前回はカルペディエム三田の方達と6人で同じ部屋に住んでいたんですけど、今回は三田の方や鎌倉の方達と12人で一緒に部屋に住んで楽しくラスベガスを過ごさせてもらって、色々励まし合ったりとか対策を練ったりして楽しかったですね。

――仲間の声援が力になった部分はありましたか？

水ノ江：もちろんですね。応援があるのとないのとでは全然違うと思うし、力になったと思います。

――決勝戦の相手もチームで応援していて凄かったと思います。

水ノ江：でも、ジエゴ先生が的確にセコンドしてくれて、凄い冷静に試合運びができて良かったです。

――今回のワールドマスターを総括してどうでしょうか？

水ノ江：楽しい。楽しいしかないですよね。でも、今度はボトムで勝てるようにしたいと思っています。

――では最後に柔術をやっているマスター世代に向けて一言メッセージをお願いします。

水ノ江：ぜひ皆さんも試合に出て貰って、楽しんでいただいたら、より柔術が楽しくなるんじゃないかなと思います。上達も早くなると思うし、ただ練習というよりは試合もあったほうが楽しいと思いますので、ぜひ皆さんも試合に出てください。

• 水ノ江健志 Instagram