福島聖也が盤石の勝利を重ねて黒帯デビュー2戦目で初優勝を飾る
福島聖也が盤石の勝利を重ねて黒帯デビュー2戦目で初優勝を飾る
JBJJF 第25回全日本ブラジリアン柔術選手権
12月1日(日)、都内・武蔵野の森総合スポーツプラザでは、JBJJF「第25回全日本ブラジリアン柔術選手権」(二日目)が開催された。
アダルト黒帯フェザー級で優勝した福島聖也(CARPE DIEM ASHIYA)は、昨年の同大会のチャンピオンで、国内のタイトルを総ナメにしている選手だ。
いまや名伯楽といってもいい岩崎正寛が授与した黒帯である福島は9月に名古屋で開催されたSJJIFワールドで黒帯デビュー戦を行うも、その大会では慣れ親しんだIBJJFルールと勝手が違ったか、1回戦で丹羽怜音に敗れ、初戦敗退に終わっている。
それから約2か月後に仕切り直しで挑んだ今大会では、1回戦から盤石の試合運びで得意とするハーフガードの攻防を展開し、着実に勝ち上がっていく。
準決勝では後藤拓磨から2回のパスガードを奪って6-0で勝利し決勝戦に勝ち上がると、ここで相対したのは柔専館の道中権人だった。
CARPE DIEM ASHIYAも柔専館も関西エリアにあるジムということで、関西勢同士の決勝戦となったが、ここでも福島のハーフガードゲームが炸裂。
道中のガードを突破してパスガードを奪うと、3-0で勝利してトーナメントを制した。
試合後には「(個人的に)知ってる選手とはやりにくい」とコメントした福島だが、敗れた道中は今大会が黒帯デビュー戦であり、黒帯2戦目の福島と黒帯デビューの道中という新人黒帯同士、さらに関西勢同士が決勝戦に勝ち上がったきた黒帯ライト級は意味があるものだったといえるだろう。