黒帯昇格の渡部修斗「大きな大会で結果を出していきたい」
黒帯昇格の渡部修斗「大きな大会で結果を出していきたい」
ASJJF TOKYO OPEN
かねてよりグラップリングで活躍していた渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)が満を持して黒帯昇格を果たした。
渡部は先週末に開催されたASJJF主催の「TOKYO OPEN」のノーギで優勝し、大会後に黒帯昇格となっている。
そんな渡部に黒帯昇格記念インタビューをお願いした。
──ASJJF「TOKYO OPEN」での優勝おめでとうございます。まずは試合の感想からお願いします。
「ありがとうございます!ディープハーフがなかなか解けず攻めあぐねてしまいましたがとても落ち着いていて、バック取られかけたときもいつも練習でやっていて得意のパターンなので、そこから練習通りの動きで一本取れて良かったです。ただもう少しポジションを取れるようになりたいです。」
──試合後に黒帯昇格となりました。茶帯はどれぐらい巻いていましたか?
「約4年と10ヶ月巻いていました。昔から他の方よりも昇格が遅い方だったので特に気にならなかったですが今数えてみるとこんなに巻いていたんだな、と思いました。」
──黒帯昇格となった気持ちはどうでしょうか?
「柔術始めた時は黒帯は天井人で自分が黒帯を巻くなんて全く想像つかなかったので、恐れ多いですし本当に良いのかな?と恐縮しています。ただ、黒帯を巻くことを認めて頂いたのでそれに相応しい選手になりたいと思っています。」
──ギありの試合ではノーギの試合に比べて苦戦してる場面が多々あります。それについてはどう考えてますか?
「とにかくギの練習量が少なく、今まではMMAやグラップリング中心で練習していたので3ヶ月に1回、ギの練習をしている程度でしたし技術もまだまだです。これから柔術の練習をする機会を増やしたので週3回くらい柔術をやることができます。まだ伸び代がたくさんあると思うので楽しみですし頑張って強くなりたいです。」
──ギとノーギの試合の違いについてはどんな点がありますか?
「自分はレスリング出身でそのあとMMAへ転向していますのでとにかく襟や袖を掴まれることに慣れていません。動きが止められてしまったり道衣を使った技術もたくさんあります。ただ、柔術を習い始めた時に柔術をやればグラップリングも強くなる、と言われたので重きを置いているグラップリングを強くなるためにもギを頑張って練習したいと思っています。」
──最近はパラエストラ川崎でも練習しているとのこと。パラエストラ川崎で練習しようと思ったきっかけは何ですか?
「自身が運営しているジムから自転車で通える距離にあり、夜遅くに仕事を終えてからでも練習に参加することが可能でした。北出代表のことも存じあげていまして、いろんな有名選手が指導を受けに行っていたのも通いたいと思ったキッカケです。」
──所属は今まで通りのストライプル新百合ヶ丘のままですか?それともパラエストラ川崎になるのでしょうか?
「所属は今まで通りストライプル新百合ヶ丘になります。もちろん今まで通り新百合ヶ丘での練習も続けていきます。2つのジムで色々と学んで吸収していきたいと思っています。」
──黒帯デビュー戦は来月のASJJFアジアオープンのノーギにエントリーしています。黒帯デビュー戦への意気込みをお願いします。
「対戦相手がいるかまだ分からないのですが、試合が成立すれば黒帯デビュー戦になりますし来月でなくても、なるべく早く黒帯デビュー戦をしたいと思っています。茶帯ではSJJIF WORLDアダルトで優勝できましたが黒になったらそんなに簡単にはいかないと思いますが、持ち前の極めの強さを出してしっかり極めて黒帯デビュー戦を優勝したいです。」
──最後に今後の目標をお願いします。
「ギの練習をとにかくたくさんして柔術が強くなることはもちろんですし、グラップリングでは海外での試合を目指して戦っていきたいです。国内のプロ興行はもちろん、海外のプロ興行で活躍していきたいですし、もちろんプロ興行でなくても大きな大会で結果を出していきたいです。自分は極めのあるスタイルだと自分で思っていますので出る試合、一本にこだわってこれからも頑張っていきたいと思います!」