岡田准一、黒帯昇格「柔術の美しさを伝えてきたい」
岡田准一、黒帯昇格「柔術の美しさを伝えてきたい」
CARPE DIEM HIROO
12月7日(土)、東京・広尾のCARPE DIEM HIROOにて帯授与式が行われた。
CARPE DIEM HIROOでは初夏と年末の年に2回行われている帯授与式だが、今回は帯の昇格者がSNS上でリリースされると一躍注目を集めた。
なぜならば、そこには岡田准一が黒帯昇段者として入っていたからだ。
俳優として活躍中の岡田は忙しい日常の合間に足しげくジムに通い、ブラジリアン柔術の茶帯を取得。
そして昨年8月には試合デビューし、ラスベガスで開催されたIBJJFが主催するワールドマスター(30歳以上の選手が出場できる世界選手権)で、マスター3茶帯ライトフェザーに出場して1勝を挙げるなどして、大きな話題となった。
その1年後に念願の黒帯昇格を果たした岡田は、この日の昇段者の最後を務めるトリでの昇段で、帯の授与者はCARPE DIEM HIROOのヘッドインストラクターである橋本知之が務めた。
橋本に今まで巻いていた茶帯をほどかれ、真新しい黒帯を巻かれる岡田は感無量の表情に見えた。
恒例となっている授与後のスピーチでは一度は柔術を挫折したことを告白し、寝技は向いてないのかも?と思ったといい、それでも諦めずにジムを転々としつつも、このCARPE DIEM HIROOに辿り着き、ここで気の合う仲間たちと練習の日々を過ごし、ついに黒帯にまで到達した喜びを語っていた。
最後に「ブラジリアン柔術の美しさを体現できるようにこれからも精進していきます」と語り、授与式後は練習仲間たちと喜びを分かち合っていた。
いま国内外で柔術を嗜むセレブリティは数多く、海外ではチャック・ノリス、ショーン・パトリック・フラナリー、エド・オニールなど俳優での黒帯取得者の先駆者はいるが、国内の俳優では岡田が初めて。
そういった柔術をやっていて試合出場経験がある俳優の黒帯取得者は岡田が世界初であり、これは紛れもない偉業であるといえよう。
気になる黒帯としての試合出場はすでに予定を調整中とのことで、具体的な大会名もいくつか挙げられていたが、それはまだ未確定でスケジュール次第で流動的でもあるため、出場が確定となった際には改めてお知らせしたい。
昇段式後の談話では「ブラジリアン柔術は美しいもの。その美しさをみんなに知ってもらえるような活動をしていきたい」と語っていた岡田。
ブラジリアン柔術の最高位の帯である黒帯は、いわば免許皆伝ともいえる帯。
その帯を巻いた岡田の今後の活動は国内外のブラジリアン柔術シーンにおいて必ずや有益となるものであると確信するとともに、その動きにも注目は必須だろう。