【メディアディレクターコラム】第13回 ADCC & CJI を終えて
【メディアディレクターコラム】第13回 ADCC & CJI を終えて
メディアディレクターコラム
コパブルテリアが終わり、その翌々日にはロサンゼルス経由でラスベガスへ。
ラスベガスで開催されたCJI=クレイグ・ジョーンズ・インビテーショナルとADCCに行ってきました。
CJIは8/16-17の2日間だけど、ADCCは4日間の開催でした。
初日はADCCワールズオープン、2日目はユースチャンピオンシップ、3日目&4日目は本戦というスケジュール。
ロサンゼルスからレンタカー借りてラスベガスに行き、到着翌日から精力的に動いてました。
ADCCとCJIのスケジュールが重なっていた8/16はADCC優先で動いてたので、CJIは2日目のみ行きました。
ADCCはT-モバイルアリーナで、CJIは前回のADCCが開催されていたトーマス&マックセンター
での開催。
どちらの大会も満員御礼で、アメリカにおけるグラップリング熱の高騰ぶりが体感できました。
特にCJIはYouTubeで無料ライブがあり、最高視聴者数は14万人とのこと。
見てた間は平均して10万人前後は常にキープしてたのには驚きました。
観客の中には柔術もグラップリングもやってないと思われる一般層もだいぶいたように感じたし、MMAのように自分がやらずに見るだけの層の開拓もうまくいってると思いました。
そういった一般層の目を惹くには高額な賞金の金額だったり、クレイグvsガヴィのような男女混合マッチみたいな色モノカードも効果的だったでしょう。
さらにYouTubeやソーシャルメディアなど誰でも見れるようなプラットフォーム上で、すでに確固たる地位を築いているADCCに対して攻撃的なプロモーションを積極的に仕掛けていたことも好奇心を煽っていました。
そんな“ CJI vs ADCC”はお互いの相乗効果もあり、双方が盛り上がっていたし、競争心を煽ることによって、これまでグラップリングを見ていなかった層の掘り起こしもあって、過熱といってもいいほどの盛り上がりになったと思いました。
試合内容的にはどちらにも好勝負はあったし、退屈な試合もあったしで、どちらかが抜きんでたものではなかったかなと感じた次第です。
結局はルール、舞台設定、賞金の金額うんぬんはあるにせよ、試合をする選手のパフォーマンスによって好勝負は作られていくんだな、と改めて思いました。
課しないと見れないADCCは気軽には見れないけど、CJIはライブストリーミングのアーカイブな無料公開されてるので、ぜひ見てみて欲しいと思います。
CJIはアンドリュー ・タケットvsケイド・ルオトロの-80kg準決勝とニック・ロッドvsフェリッペ・アンドリュー の+80kg決勝はどちらも好勝負だったので一見の価値あり!です。
ADCCは4日間に渡ってT-モバイルアリーナで開催。ADCCオープン、ユース、本戦2daysと盛りだくさんな内容でした。
CJIはトーマス&マックセンターで、ここは前回のADCCが開催えていた会場。また過去にはPRIDEラスベガス大会も行われました。CJIは観客の盛り上がりが凄かった!
全試合一本勝ちで優勝したニッキー・ロッド。ムンジアル王者のフェリッペ・アンドリューからも一本勝ち!
とんでもない試合となったケイドvsアンドリューの-80kg準決勝。大会ベストマッチどころかグラップリングマッチのベストの1です。