参加者は1000人超え!マスター世代の"全日本"で熱戦続出
参加者は1000人超え!マスター世代の"全日本"で熱戦続出
JBJJF全日本マスター2024
国内開催で最大規模の大会の1つがJBJJF主催の「全日本マスター」だ。
マスターは年齢カテゴリーのことで、30歳以上が対象になり、マスター1からマスター7までが設定されている。
最高齢のマスター7は61歳からの年齢カテゴリーであるが、ここでも試合が成立していたのは柔術がある程度の年齢がいっても嗜める競技であるからに他ならない。
そのマスターカテゴリーにおける全日本選手権がこの全日本マスターで、JBJJF主催大会の4大つの全日本選手権の1つとして毎年定期開催されている。
そんな全日本マスターだが、今年は関西地区での開催となり、大阪・堺市のだいしんアリーナには、3日間で延べ人数1000人を超える選手たちが集まった。
今回のレポートではマスター1~3の黒帯の主な決勝戦を紹介していく。
マスター1黒帯フェザー決勝戦
○鍵山士門 / Quip
vs
×梅田皇輝 / ねわざワールド桜島
昨年はアダルトの全日本で準優勝している鍵山が全日本マスターを制覇。決勝戦は10-0の大差の判定勝ちだった。
マスター1黒帯ライト決勝戦
○イ・イェンプン / Jiu Jitsu Rim
vs
×チョン・ユンホ / デラヒーバジャパン
韓国人対決となったこの決勝戦は2-0でイが勝利。最近は日本の大会でも韓国人選手の活躍ぶりが目立っている。
マスター1黒帯ミドル決勝戦
○ホブソン・タンノ / CARPE DIEM FUKAGAWA
vs
×ユ・センウン / ASM BJJ
昨年も全日本マスターで優勝しているシュシャが今年も連覇。決勝戦は0-0/0-0のレフリー判定だったが2人の韓国人選手に勝利しての優勝は素晴らしい。
マスター1黒帯オープンクラス決勝戦
○ヒーソン・チョン / トライフォース
vs
梅田皇輝 / ねわざワールド桜島
ミディアムヘビーを一人優勝したヒーソンがフェザー準優勝の梅田からパスガードするなど、5-0で勝利してWゴールドを獲得した。
マスター2黒帯ルースター決勝戦
×江﨑壽 / ALMA FIGHT GYM BASE
vs
○吉岡優幸 / 徳島柔術
軽量級屈指のテクニシャン対決はスイープを巡る攻防となり、吉岡が2-2/1-2で制して優勝を果たす。
マスター2黒帯ライトフェザー決勝戦
○高橋俊彦 / パラエストラ吉祥寺
vs
×前田崇佑 / PATO STUDIO
関東勢同士の決勝戦となったこの階級は、意外にも今回が全日本マスター初優勝という高橋が4-2で勝利して金メダル獲得。
マスター2黒帯フェザー決勝戦
○加古拓渡 / GSB
vs
×赤尾征璽 / パラエストラ天満
まだアダルトでも試合をしている加古が盤石の試合ぶりで6-0で勝利して優勝、全日本マスターで3連覇を達成した。
マスター2黒帯ライト決勝戦
○ヴァンダレイ・タカサキ / BJJ CORE JAPAN
vs
×清水隆広 / 柔専館
試合巧者の"パンテーラ"ことヴァンダレイがいつもながらののらりくらり戦法で飄々と試合をして互いにポイントなしの0-0/0-0からレフリー判定で勝利。
マスター2黒帯ヘビー決勝戦
○トーマス・ミッツ / CARPE DIEM JIYUGAOKA
vs
×河野匠太郎 / 吹田柔術
ワンマッチ決勝戦だったこの試合はトーマスがバックから送り襟絞めを極めて一本勝ちで制した。
マスター2黒帯オープンクラス決勝戦
×スンホン・ワン / GROUND CORE
vs
○トーマス・ミッツ / CARPE DIEM JIYUGAOKA
韓国人のスンホンとフランス人のトーマスという国際戦はバックから変形のアームロックを極めてタップを奪ったトーマスがWゴールド獲得。
マスター3黒帯フェザー決勝戦
○塚田市太郎 / ダムファイトジャパン
vs
×イ・サンヒョン / Jiu Jitsu Rim
日韓アグレッシブ対決は1つのアドバンテージ差で塚田が辛勝。敗れたサンヒョンは黒帯デビュー戦が塚田で、それ以来の対戦だったとのこと。
マスター3黒帯ライト決勝戦
○中村大輔 / PATO STUDIO
vs
×嶌崎公次 / Evermove
昨年から試合に本格復帰した嶌崎が決勝戦まで勝ち上がるも中村に4-0で敗れる。勝利した中村は試合後に「楽しかった!またやろう」と笑顔を見せていた。
マスター3黒帯オープンクラス決勝戦
○ぺ・ギルハン / CARPE DIEM
vs
×佐々木信治 / BURST
ミディアムヘビー&オープンクラスとも同じ顔合わせの決勝戦となり、ペが2連勝でWゴールド獲得。ペはCARPE DIEMの韓国・釜山支部の代表だ。