黒帯1年目の全日本制覇!岡泉海「世界に向けてのスタート」
JBJJF 第25回全日本ブラジリアン柔術選手権
11月30日~12月1日、都内・武蔵野の森総合スポーツプラザで開催された、JBJJF「第25回全日本ブラジリアン柔術選手権」が幕を閉じた。
国内の柔術日本一を決める今大会において、大きなインパクトを残した一人が黒帯ライトフェザー級を制したカルペディエム三田の岡泉海だろう。
黒帯1年目にして日本トップクラスの実力者エリック・メネギンや、昨年の同級王者・横山大鋳らを破ってのトーナメント制覇はまさに快挙。今後の活躍が益々楽しみな岡泉にさっそく話を聞くことができた。
――全日本優勝おめでとうございます。
岡泉:ありがとうございます。4試合全部ポイントで、極めることはできなかったんですけど、凄い強い相手に僅差でも勝つことができたので嬉しいです。
――黒帯デビュー戦で全日本優勝は凄いことだと思いますが、振り返ってみていかがでしょうか?
岡泉:6月のムンジアルで不甲斐ない結果になって、そこからもっと見直さないといけないなと思って、練習から取り組み方から全部変えて頑張ってきたので、優勝できてホッとしているという感じですね。
――デビュー戦で4試合、相手は全て黒帯の先輩だったわけですが、戦ってみてどうだったでしょうか?
岡泉:自分のチームのジエゴ(エンリケ)先輩、ダニーロ(ハマサキ)先輩、(石黒)翔也先輩。他にも強い人と練習しているので、そこは気にならなかったです。その人達を信じて、チームを信じていたんで大丈夫でした。
――ムンジアル以降は、この試合に向けてどんな点を重点的に練習してきたのですか?
岡泉:そうですね。やっぱり、自分のダメな点、良い点をしっかり見直す。自分の練習の動画だったり、今まで怠ってきたところもあるので、自分の欠点・良い点を分析して。相手の分析ではなく、自分の分析を徹底的にやってきました。
――茶帯と黒帯で対戦相手のレベルは変わったと感じましたか?
岡泉:そこまで意識はしてなかったですけど、(試合時間が)10分なんで。(茶帯の8分と比べて)2分はすごい長い時間なので、そこは体力もつけていっぱい練習してきました。
――強い相手を前にして、気持ち的にはどうだったのでしょうか?
岡泉:自分のほうが強いと常に思ってるんで。先輩ですけど、「絶対俺が勝ってやる」という気持ちで特に気にらなかったです。
――2024年は良い形で締め括れたと思います。2025年はどのような目標がありますか?
岡泉:日本一が一つの目標だったので、ここで終わりじゃなく世界に向けてのスタート。ムンジアル出るにもポイントが必要ですし、色々と調整しないといけないので一歩一歩世界に向けてやっていきます。
――遠征費として賞金30万円を獲得しました。その使い道は?
岡泉:特に決めてないんですけど、凄い大きい金額を貰えたので、日程はまだ決めてないんですが、IBJJFの大会に出て、どんどん経験を積んでポイントを積んで、ムンジアル出場を目指したいです。
――ありがとうございました。今後の活躍にも期待しています。